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7割超が使い続ける組織へ|事例共有と体験学習で実現した不動産金融企業の生成AI浸透策

【導入事例】株式会社セゾンファンデックス

株式会社セゾンファンデックスは、クレディセゾングループの100%子会社として、不動産とファイナンスを掛け合わせた金融サービスを提供する企業です。不動産担保融資、信用保証、リースバックなど、不動産を軸にした多様な金融商品を展開しています。
2025年12月にナレフルチャットを導入し、現在は約350名のうち、263名が利用。情報収集、議事録作成、プログラム開発支援など、幅広い業務で生成AIを活用しています。導入初期には全4回の勉強会を実施し、初回だけで70名が参加するなど、高い関心と浸透率を実現しました。
今回は、管理本部システム部で部長を務める水島様に、ナレフルチャット導入の背景や社内浸透の工夫、具体的な活用事例、今後の展望についてお話を伺いました。

導入企業

株式会社セゾンファンデックス

東京都豊島区東池袋3丁目1−1 サンシャイン60 37階

https://www.fundex.co.jp/

株式会社セゾンファンデックス

管理本部システム部 部長

水島さま

■導入企業と生成AIの利用状況

── 貴社の事業内容について簡単に教えてください。また、主な担当業務について教えてください。

水島さま:

弊社はクレディセゾングループの100%子会社として、金融サービスを提供しています。主に不動産とファイナンスを掛け合わせたサービスを展開しており、不動産を担保にした融資、信用保証、リースバックなどを手掛けています。信用保証では金融機関からご紹介いただき、我々が保証する保証会社としての役割を担っています。無担保の事業も一部行っていますが、不動産を軸にした金融サービスが主軸となって事業展開しています。

私は管理本部のシステム部に所属し、ITに関わる全般を担当しています。インフラからアプリケーション開発、プロジェクトの推進、セキュリティ、DXやAIツール導入推進なども含めて一通り全て担当しています。

── ナレフルチャット導入前、生成AIの業務活用は行っていましたか?また、その際の課題やお悩みを教えてください

水島さま:

導入前は、個人情報の取り扱いがない部門の特定のメンバーが一部で使っている程度でした。クレディセゾンが既に生成AIを利用しており、馴染みのあるメンバーが一部活用していたという状況です。

当時の課題は、会社としてのガバナンス体制が整っていなかったことです。今は個人のスマホでもAIが利用できますし、様々なツールに生成AIが付帯されています。会社としてある程度ガバナンスを効かせたツールを提供しておかないと、個人が無秩序に利用して、思わぬ情報漏洩やリスクに晒されてしまう懸念がありました。各々がバラバラに始めてしまって、コントロールが効かなくなる前に、会社として標準のツールを用意する必要があると考えていました。

もう一つの課題は、利用のハードルの高さです。「アーリーアダプター」と言われる新しいことが好きな人は放っておいても使い始めますが、そうじゃない人たちは触らないままになってしまいます。最初の一歩のハードルを解消しないと、ただ入れても使われないだろうという懸念がありました。

■ナレフルチャット導入の背景

── ナレフルチャットを知ったきっかけと、数ある生成AIツールの中からナレフルチャットを選んだ理由や決め手を教えてください。

水島さま:

きっかけは、CLINKS がクレディセゾンにビジネスパートナーとして何名か入っていただいていたことです。その部署のメンバーからCLINKS を紹介されて、生成AIに力を入れているというお話を伺い、調べ始めました。何社か調べた中で、ナレフルチャットが我々の状況にフィットしていると感じました。決め手は主に2つあります。 

一つは課金体系です。会社単位での契約で、人数ではなく利用した量によって課金されるという仕組みです。最初使われなかったとしてもあまり無駄にならないし、使ったら使った分だけという導入のハードルの低さが、会社として導入してみるのに非常に良かったと思っています。

もう一つはセキュリティ面です。一定のガードレール機能があり、オプトアウトされているというのは安心材料の一つでした。我々はガイドライン上、お客様の個人情報や会社の機密情報は入れないというルールにしていますが、万が一入ったとしても使われることはないという安心感がありました。

── ナレフルチャットを社員全員に提供していますか?また、社内でのナレフルチャットの利用者数を教えてください。

水島さま:

社員全員ではなく、希望という形で申請をしていただいています。100%子会社も含めて350名ほどいるうちの263名に使っていただいています。割合にすると7割から8割くらいで、毎日増えていっている状況です。

利用状況については、5割強が毎日使っています。そのうちヘビーユーザーと思われる方が4割くらいで、日常的にかなり使っているという感じです。

── 従業員への浸透に向けて、工夫されたことはありますか?

水島さま:

一つは、導入時にナレフルチャットの勉強会を計4回開催していただいたことが大きかったです。操作方法の説明だけでなく、実際に触って体験する時間を作っていただいたので、それが高い利用率につながっていると思います。
「自分で考えてね」と言われると、なかなか厳しいですし、大半の人たちはどう使っていいか分からないとなってしまいます。初回は70名ほど参加してくれて、かなりの参加率でした。経営層にも途中で入ってもらいましたし、動画やQ&Aなども後から社内に掲示しているので、それを見ていただくという形で周知させていただきました。

もう一つは、「DX関連ツールをどんどん活用していきましょう」という活動を行っていることです。各部署でどのような活用をしているのか発表して、みんなで褒めていこうという活動をしています。そういう活動の中で、昨年から使い始めたナレフルチャットも業務改善の事例として話をしているため、少しずつ広がっていきます。

直近では、システム部門で議事録生成の活用法を社内に紹介する予定です。
弊社では、会議中にマイクをオンにしてテキスト化し、あらかじめRAGに常駐させておいた議事録用のプロンプトを実行すれば、その場で議事録が生成される使い方を実践しています。会議終了前の5分程度で参加者全員が内容を確認し、その場で修正を完了させれば、議事録作成作業はそこで終了です。従来は会議後に議事録を作成し、メールで確認を依頼して修正をやり取りする必要がありましたが、この方法なら会議参加者がその場で確認・修正するため、後工程が不要になります。

また、社内の規定やガイドライン、マニュアルなどをRAGに格納し、必要な情報を即座に検索できる活用法も紹介する予定です。回答には出典元も明示されるため、情報の正確性も担保されます。まだ社内ではRAGの利用が十分に進んでいないため、実際の活用例をデモンストレーションすることで、具体的な使い方のイメージを持ってもらい、各部署での応用につなげていきたいと考えています。

── ナレフルチャットの具体的な活用方法が他にもあれば教えてください。また、従業員の間で特に人気の使い方やプロンプトがあれば教えてください。

水島さま:

やはり情報収集に、日常的に使う人たちは使っていると思います。「まずナレフルチャットに聞いてみよう」という使い方が、一番ハードルが低いかなと思います。

最近は議事録や文字起こしで、かなり利用が増えています。システム部門では特に、Pythonのプログラムをある程度作ってもらって、後で検証するという形でやることによって、100時間ほど一気に効率化できました。

ナレフルチャットのいいところはAIモデルが選べることです。プログラムに強いAIモデルなど、違うものでやってみて、出来がいいほうを使うという使い分けができます。「おすすめモデル」機能を使うことによって自動的に振り分けてもらえるということもあるので、うまく使えていると思います。

あとは一部で画像生成も使っています。資料を作る際、少し絵的なものを入れたい時に、「こんな画像作って」「こういうピクトグラム作って」と指示すると出てくるので、それを貼るという使い方もできます。

■ナレフルチャット導入後の効果

── ナレフルチャットの導入効果を教えてください

水島さま:

Pythonのプログラム作成は、エンジニアからすると時間がかかるところで、これだけで100時間ほど削減できたと言っていました。手で1から書くよりかなり時間が短縮できて助かっています。

体感的には要約や調査業務の負担も軽減されています。特に複数のサービスを比較検討する際や、膨大なマニュアルから情報を探す場合、従来は資料を一つひとつ確認する必要がありましたが、ナレフルチャットに質問すれば出典付きで回答が得られます。

人の目で20~30分かけて読んでいたのが数秒で出てきて、その中から確度の高そうなものを見ればいいので、調査時間は80%ぐらい減っていると思います。ホームページなどに書いてある情報も引っ張ってきてくれるので、「ウェブ検索」すると楽です。調査には非常に効果が高いと感じています。

── ナレフルチャット導入を通じて、従業員の生成AIに対する意識や使い方に変化を感じていますか?

水島さま:

個人や少数のメンバーが使用した結果を共有するケースはありますが、全社的に使いこなしているというよりは、利用の入り口に立ったばかりという段階です。ただし、次のステップとしてRAGの活用方法やセキュリティの範囲について、複数の部署から問い合わせは来ているような段階です。

特に慎重に扱っているのが、入力できる情報の範囲です。ガイドライン上、個人情報やお客様情報、会社の機密情報は入力禁止としています。技術的には安全性が確保されているという認識はありますが、生成AI自体の歴史がまだ浅いため、慎重な姿勢を保っています。こうした線引きを明確にしながら、ルール整備を進めることで、今後は活用の幅が徐々に広がっていくと考えています。

■今後の展望

── 貴社のビジョンの中で、生成AIを活用して実現したいことはありますか? 

水島さま:

現在、生成AIは情報収集や調査といった用途からスタートしていますが、世の中ではエージェント機能の活用が広がり始めています。当社でも業務効率化に効果的なものについては、エージェント化を進めていきたいと考えています。

当社ではナレフルチャットは汎用的なツールとして位置づけています。AIが組み込まれた業務特化型システムについては、それぞれのシステム内でエージェント化を進めればよいと考えています。一方、汎用的な用途については、エージェント化が可能なものから段階的に取り組んでいきたいと思います。また、RAGのより高度な活用も、今後の重点課題として捉えています。

── 最後に、生成AIを活用する重要性について感じていることや、生成AI導入を検討している企業へ向けて、アドバイスやメッセージがあればお願いします。

水島さま:

生成AIは決して怖いものではなく、適切に使えば業務効率化に大きく貢献するツールです。企業の生産性向上を考える上で、今や生成AIの活用は必要不可欠になってきていると感じています。

導入を検討している企業には、まず第一歩として取り組みやすいツールを選ぶことをおすすめします。ナレフルチャットは企業単位の月額定額制で始められ、必要に応じて追加チャージもできるため、導入のハードルが低いと感じています。セキュリティ面でも一定の安心感があり、生成AI導入に慎重な企業でも、まずは試してみるという選択肢として適していると考えています。

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