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特別な施策なしで利用が拡大した理由とは?|ベルーナに学ぶ生成AI活用の“自然浸透”

【導入事例】株式会社ベルーナ

株式会社ベルーナは、カタログを中心とした通信販売事業を主軸に、アパレルや雑貨、食品の販売に加え、ホテル運営や通信インフラ事業など多角的に展開する企業です。
2026年1月にナレフルチャットを全社展開し、文章校正や議事録作成、アイデア出し、開発業務の効率化など、幅広い業務で生成AIの活用を推進。現在では約1,000名の従業員が積極的に利用し、業務生産性の向上とAI活用文化の醸成が進んでいます。
今回は、ITシステム部門で全社のIT方針策定を担う浅沼さまに、ナレフルチャット導入の背景やその効果、今後の展望について伺いました。

導入企業

株式会社ベルーナ

埼玉県上尾市宮本町4番2号

https://www.belluna.co.jp/

浅沼さま

株式会社ベルーナ

執行役員 情報システム本部長

浅沼さま

■導入企業と生成AIの利用状況

── はじめに株式会社ベルーナの事業内容について簡単に教えてください。また、主な担当業務について教えてください

弊社は、カタログを中心とした通信販売事業を主軸に展開している企業です。アパレルや雑貨、食品など幅広い商品を取り扱っています。

また、通販事業で培ったノウハウを活かし、ホテル運営や通信インフラ事業、さらには他社様向けの通販インフラ提供サービスなど、多角的な事業にも取り組んでいます。

その中で私は情報システム部門に所属しており、全社のIT方針の策定やシステム戦略の立案を中心に担当しています。事業を支える基盤として、ITの方向性を定める役割を担っています。

── ナレフルチャット導入前、生成AIの業務活用は行っていましたか?また、その際の課題やお悩みを教えてください

当時は、会社として特定の生成AIツールを指定していたわけではなく、各事業部のメンバーが個人の判断で、自身の業務に合ったツールを選び、活用している状況でした。実際には、ChatGPTの有料プランやGemini、Copilotなど、さまざまな生成AIツールが利用されていました。

しかし、個人アカウントで業務利用するケースも多く、学習させたくない機密情報が外部に漏れてしまうリスクなど、セキュリティ面での懸念を感じていました。

一方で、生成AIはすでに業務に不可欠な存在となりつつあり、単純に利用を禁止することも現実的ではありません。利便性とリスク管理のバランスをどう取るかという点に、大きな課題を抱えていました。

■ナレフルチャット導入の背景

──ナレフルチャットを知ったきっかけと、数ある生成AIツールの中からナレフルチャットを選んだ理由や決め手を教えてください

弊社には約4,000名の従業員が在籍しているので、ChatGPTの有料プランを全社員に提供した場合、1アカウントずつ費用が発生し、全体で非常に大きなコストになってしまいます。一方で、利用者を一部に限定するという選択も現実的ではなく、アカウント課金制のツールは導入が困難な状況でした。

そうした中、取引先との会話で「APIを活用すれば従量課金制にできる」という話を聞き、自社開発も視野に入れながら情報収集をしていたところ、偶然ナレフルチャットを見つけました。

最終的な決め手となったのは、ユーザー数無制限で利用できる従量課金制だった点です。この価格で提供されていることに驚き、すぐに問い合わせを行いました。

──ナレフルチャットを社員全員に提供していますか?また、社内でのナレフルチャットの利用者数を教えてください

全社員を対象に提供しています。現在のログインユーザー数は約1,000名ほどです。

導入当初は、2025年12月に情報システム部門のメンバーを中心として試験的に運用を開始しました。その後、検証を経て2026年1月中旬に全社へ展開しています。

全社展開の際には社内ポータルで利用開始を告知し、メールアドレスを保有する全従業員へ招待メールを一斉配信しました。

──従業員への浸透に向けて、工夫されたことはありますか?

特別な施策はあまり行っていません。基本的には、社内ポータルでの告知と招待メールの配信のみで、その後は従業員の自発的な活用に任せています。

というのも、このような便利なツールは、実際に使った従業員の生産性が目に見えて向上します。その変化を周囲が感じ取ることで、「何を使っているのか」と自然に関心が広がっていくと考えているからです。

あえて強いメッセージを発信して利用を促進するのではなく、まずは使う人が成果を出し、その様子が口コミのように広がっていく。いわばインフルエンサーのような広がり方を期待しています。

──ナレフルチャットの具体的な活用方法を教えてください。また、従業員の間で特に人気の使い方やプロンプトがあれば教えてください

主な活用方法は、文章作成・要約・アイデア出し・画像生成といった業務支援です。具体的には、カタログのキャッチコピー作成などの文章校正、議事録の作成や要約、新商品のアイデア出しの壁打ち、通販サイトや社内報で使用する画像の生成などに活用されています。

私自身も、プログラムの不明点を確認したり、エラーログを読み込ませて原因を特定したりと、開発やシステム関連の業務にも利用しています。まだ全社で共有しているプロンプトは少ないのですが、実験的に2つ作成して公開しています。

一つは、稟議内容を入力すると社内規定に基づいて承認経路や不備を指摘してくれる「稟議チェック用ボット」。もう一つは、プロンプトの書き方の学習用に、食材を入れるとレシピを考えてくれる「料理レシピボット」です。単に業務効率化のツールとしてだけでなく、AIへの適切な依頼方法を学ぶきっかけにもなればと考えています。

■ナレフルチャット導入後の効果

インタビュー時の様子

──ナレフルチャットの導入効果を教えてください

最も実感しているのは、確認作業にかかる時間の大幅な削減です。私個人の例になりますが、これまで議事録の誤字脱字チェックや要約内容の確認には約20分かかっていました。それがナレフルチャットを活用することで、1分程度で完了するようになりました。

全社的な定量効果の測定はまだこれからですが、特に管理部門においては、このような確認業務や文章整理にかかる時間が確実に削減できていると感じています。

日々の細かな業務の積み重ねを考えると、全体としての生産性向上効果は大きいのではないかと考えています。

──ナレフルチャット導入を通じて、従業員の生成AIに対する意識や使い方に変化を感じていますか?

大きな変化を感じています。これまでは一部の従業員が興味本位で触れる程度でしたが、会社として公式にツールを提供したことで、生成AIを業務で活用する心理的ハードルが大きく下がりました。現在約1,000名が利用していることからも、AI自体への関心が高まり、日常業務の中に浸透しつつあると思います。

また、ナレフルチャットは最適なAIモデルが自動で選択されるので、利用者にAIモデルの知識がなくても最適な回答を得られるため、専門的な知識がなくても手軽に使える点も特徴です。この使いやすさが、「まずは試してみよう」「もう少し活用してみよう」という前向きな姿勢につながっていると感じています。

■今後の展望

──貴社のビジョンの中で、生成AIを活用して実現したいことはありますか?

生成AIの活用は、大きく「開発」と「運用」の2つの領域で考えています。

1つ目は、開発業務の効率化です。既存のプログラムを生成AIに学習させ、プログラマーでなくても機能改修ができるような仕組みを構築し、限られたエンジニア人数でもより多くの開発業務を遂行できる体制を目指しています。

2つ目は、サーバー運用の自動化です。アラートの一次対応やリソースの自動拡張などを生成AIに任せることで、24時間365日の有人監視体制をなくし、将来的には夜間・夜勤対応が不要な運用体制を実現したいです。

生成AIを単なる補助ツールではなく、組織全体の生産性や働き方を変える基盤として活用していければと考えています。

──最後に、生成AIを活用する重要性について感じていることや、生成AI導入を検討している企業へ向けて、アドバイスやメッセージがあればお願いします

これからのビジネスにおいて、生成AIをいかに業務へ組み込めるかが、企業の成長を大きく左右すると感じています。生成AIは今後、専門家のような役割を担い、誰もが短時間で多様なアイデアを生み出せる存在になっていくと思います。

その結果、求められる個人の能力も、専門知識そのものよりも「AIと上手に対話し、活用する力」へとシフトしていくと考えています。

一方で、多くの企業が「コストに見合う活用ができるのか」という不安から導入をためらっているのも事実だと思います。その点、ナレフルチャットのような従量課金制のサービスであれば、低コストで全社展開し、利用状況を見ながら柔軟に調整するスモールスタートが可能です。

まずは小さく始めてみること。その一歩が、AI活用の可能性を大きく広げるきっかけになるのではないでしょうか。

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