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ECのレビュー分析から画像生成まで|老舗通販企業が進める生成AI活用の最前線

【導入事例】株式会社セシール

株式会社セシールは、アパレルを中心とした総合通信販売事業を展開する企業です。
創業50年の歴史を持ち、インナーウエアをはじめ幅広い商品を女性のお客様中心に提供してきました。
2025年7月にナレフルチャットを導入し、商品企画におけるレビュー分析やキャッチコピー作成、画像生成を活用した撮影準備、さらに社内全体の業務効率化など、多岐にわたる領域で生成AI活用を推進しています。
今回は、システム部長の河原さま、システム担当の佐藤さまに、生成AI導入の背景やナレフルチャットによる業務改善の効果について伺いました。

導入企業

株式会社セシール

東京都新宿区北新宿二丁目21番1号 新宿フロントタワー17F

https://corp.cecile.co.jp/

株式会社セシール

システム部長

河原さま

株式会社セシール

システム担当

佐藤さま

■導入企業と生成AIの利用状況

── はじめに株式会社セシールの事業内容や、お二人の主な担当業務について教えてください

河原さま:

弊社は、アパレルを主力とした総合通信販売事業を展開しています。

前身の東洋物産株式会社から数えて創業50年の歴史があり、インナーウエアをはじめとする様々な商品を扱っていて、現在も女性のお客様を中心に幅広い商品を提供しています。

私の担当業務としては、システム部門とEC企画の責任者を務めています。システム部長とデジタルコミュニケーショングループの部長を兼任し、通販事業のEC強化に向けた施策のほか、LINEなど新たなデジタル媒体の活用にも取り組んでいます。

佐藤さま:

私は同じ部署で、セシールの通販事業を支える基幹システムの担当をしています。

社内からの機能追加・改修要望に対応しながら、上流工程にも携わり、業務効率化に向けたシステム改善を推進しています。最近では、AI導入や新しいツールの選定・整備にも取り組み、社内のDXを支える役割も担っています。

── ナレフルチャット導入前も生成AIの業務活用は行っていましたか?

河原さま:

ナレフルチャット導入前は、テキストマイニング系のツールやCopilotを試していましたが、要約や文章生成の精度が思い通りのアウトプットにならないことが多く、柔軟性や使い勝手に課題がありました。社内でも個別に生成AIを使う動きが広がっていた一方、情報漏洩などセキュリティリスクを懸念していました。

とはいえ、生成AIの使用を全面禁止にするのは生産性の観点から避けたく、機密情報の入力禁止など最低限のガイドラインで運用していましたが、統一的で安全に使える環境づくりが必要だなと感じていました。

── 生成AIの導入や業務活用を検討することになった背景を教えてください

河原さま:

弊社では企業理念として「お客様の声に常に耳を傾け、感動いただける商品・サービスを提供し、全員経営で日本の発展に貢献する」ことを掲げており、電話応対やECサイトのレビュー・口コミなど、日々多くのご意見をいただいています。これらの情報が社内システムにテキストデータとして蓄積されているものの、十分に活用しきれていない状況がありました。

担当者が個別の声を参考に商品改善を行うことはありましたが、それが「多数の意見なのか、少数の意見なのか」を把握できず、定量的な分析が難しいという課題がありました。
そこで、蓄積されたお客様の声を正確に分析し、業務改善やサービス向上につなげる目的で、生成AIの導入を検討し始めました。

■ナレフルチャット導入の背景

── 「ナレフルチャット」導入以前から他ツールで生成AIを導入していたとのことですが、ナレフルチャットを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

河原さま:

「生成AI」で検索した際、上位に表示されていたことがきっかけでナレフルチャットを知りました。当時は、社員による生成AIの個人利用が増え、情報漏洩リスクやAIリテラシーのばらつきに課題を感じていました。そのため、「会社として安心して使える生成AIツールを導入したい」という思いが強くなり、セキュリティ面が安心でき、業務活用の幅が広いサービスを探していたところ、ナレフルチャットにたどり着きました。

──数ある生成AIツールの中からナレフルチャットを選んだ理由や決め手を教えてください

河原さま:

以前使用していたCopilotでは、ユーザーライセンス制のため一部の社員にしか提供できず、全社員へAI活用を広げるにはコスト面で課題がありました。

また、社内ではChatGPTやGeminiなど利用するAIサービスがバラバラで統一できていない状況がありました。

ナレフルチャットは全社員に展開しやすい料金体系で、ChatGPTやGeminiなど複数のAIモデルを1つの環境で使用できるので、弊社のニーズに合っていました。

実際にトライアルを行った際は、「プロンプト作成サポート」もとても良かったです。

ITに詳しくない社員でも、曖昧な指示を入力するだけでAIが意図を整理して、自然なプロンプトに変換してくれるので、AI初心者でも成果が出しやすい点も決め手となりました。

■ナレフルチャット導入後の効果

──ナレフルチャットの導入効果を教えてください

佐藤さま:

これまで商品名やキャッチコピーの作成には時間がかかり、担当者の感性や手作業に依存していました。ナレフルチャット導入後は、大量の案を出し、社内でブラッシュアップする運用に切り替えた結果、3日かかっていた作業が最短5分まで短縮し、かなり効率化しました。

また、ECに寄せられるレビューや口コミを分析し、満足点や改善要望を定量的に可視化できるようになったことで、商品企画へのフィードバックもスムーズになりました。

最近では、画像生成機能(Gemini 2.5 Flash Image  通称:nano banana)を活用して、撮影したモデルの服の色を変更したり、コーディネート案の作成や撮影会議で使用するサンプル画像の作成を行うなど、事前検討の精度向上に大きく貢献しています。

河原さま:

お客様の声の分類作業はこれまでExcelを使用して1件ずつ手作業で行っていましたが、ナレフルチャットを使うことで集計プロセスが格段に短縮され、工数削減につながっています。

──現在導入いただいているナレフルチャットは、社員全員に提供していますか?

河原さま:

原則全員にナレフルチャットのアカウントを付与しています。

弊社は物流センターも自社運営していてPCを使用しないスタッフもいるため、そうした職種を除いた事務業務でPCを使う社員243名に権限を付与しています。

佐藤さま:

アクセスログでは、対象者の約8割が実際に利用しています。役職やポジションに関係なく、社長も日常的に活用しています。

──従業員への生成AIツール浸透に関して苦労はありましたか?

河原さま:

特に、大きな苦労はありませんでした。私自身が社内で「議事録はナレフルチャットで作成しましょう」「ナレフルチャットを積極的に使いましょう」と発信していたこともあり、周囲の影響で使い始める社員が徐々に増えていきました。隣の席の人が便利に使っているのを見て、自分も試してみる、という自然な広がり方でした。
利用者はじわじわと増え、先月はついに利用制限を超えるほど活用が進み、“嬉しい悲鳴”として追加課金したほどです。

佐藤さま:

「まず触ってみて、できないことがあればいつでも相談してほしい」というスタイルで運用しています。全社朝礼で「この資料はナレフルチャットで作成しました」と紹介したり、相談窓口で相談があった際には対面で使い方をレクチャーするなど、地道なサポートを続けることで、社内のAI活用が着実に広がっています。

──導入前と比較して、従業員の生成AIリテラシーに変化はありましたか?

佐藤さま:

個人差はありますが、組織としての生成AIリテラシーは着実に向上しています。

導入前はCopilotやChatGPTを個人で試す程度で、「生成AIとは何か」「どこまで入力してよいのか」など基本的な理解から始める必要がありました。

現在は、自分の業務に合わせた使い方を意識できる社員が増え、生成AIの出力に対しても正しい情報なのかどうか考えられるようになっています。実際に生成AIの回答に違和感を持ち、プロンプトを工夫して精度を上げる社員も増えました。

まだ発展途上ではありますが、組織全体のAIリテラシーは確実に底上げされています。

河原さま:

弊社は、もともとITリテラシーが高くない社員も多かったのですが、ナレフルチャット導入後から「この業務をAIで自動化・効率化できないか」と考える人が増えました。

現場発の改善提案が増加し、社内でAI活用の意欲が広がっています

■今後の展望

──事業展開やビジョンにおいて、ナレフルチャットのような生成AIツールの可能性や期待する点を教えてください

河原さま:

弊社の主力である通販事業は、実物を手に取れない・店員に相談できないといった課題があります。だからこそ、お客様に“楽しく買い物していただける体験”を提供することが重要だと考えています。

生成AIを活用することで、季節や利用シーンに合わせたコーディネート提案や着こなしイメージを生成し、撮影なしでスピーディに提供できるようになります。

例えば「今の季節に合うおすすめコーデはこちら」といった提案をリアルタイムで出せるようになれば、お客様のニーズに合った情報提供がより精度高くできるはずです。

生成AIに限らず、さまざまなAI技術を組み合わせることで、ECサイトをより快適で楽しい“購買体験の場”に進化させたいと考えています。

──貴社のような企業や組織に、ナレフルチャットを勧めるとしたら、どんな部分を特に推したいとお考えですか?

河原さま:

AIリテラシーが高くない社員にとって、「どう指示すれば良い結果が返ってくるのか」が大きな壁になります。ナレフルチャットのプロンプト自動生成機能は、そのハードルを大きく下げてくれます。曖昧な指示でも適切なプロンプトに整えてくれるため、初心者でも“AIが正確に答えてくれる体験”を得やすいのが強みだと思います。

AIに苦手意識を持つ前に、「正しい命令を出せば高品質な結果が返ってくる」という価値を実感できる点を、ぜひおすすめしたいですね。

──最後に、生成AIを活用する重要性について感じていることや、他社に向けて伝えたいメッセージがあればお願いします

河原さま:

生成AIは仕事でもプライベートでも欠かせない存在になりつつあります。

まずは気軽に使ってみることが大切で、合わなければやめればいいくらいの気持ちで試してほしいです。実際に触れることで、「どう事業を伸ばせるか」「どの業務を効率化できるか」という発見につながります。

佐藤さま:

社内でも、生成AIを使ったことで発想が広がったり、新しい視点が得られたり、下準備のスピードが大幅に上がったという声が多く上がっています。

今後は、商品開発や販促、クリエイティブ領域など、より高度な業務でも生成AIを活用し、企画力や創造性を高めるツールとして広げていきたいと考えています。

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