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導入事例

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「一部の人だけ」から「全員活用」へ|バックオフィス部門が進める生成AI導入の最前線

【導入事例】大伸社グループ
株式会社DS&C

大伸社グループ 株式会社DS&Cは、1952年創業のマーケティング支援企業・株式会社大伸社のバックオフィス部門が独立して2014年に設立された企業です。
経理・人事・総務といったグループ会社の管理業務支援を中心に、イベント企画・運営や広報支援など幅広い業務を展開しています。
2025年10月にナレフルチャットを導入し、2年分の経理データを活用したRAG(検索拡張生成)による仕訳相談エージェントの構築、社内規定の検索効率化、広報業務の文章作成支援など、バックオフィス業務全般で生成AI活用を推進しています。
今回は、債権管理・広報担当の飯村さま、会計・税務・法務担当の摩湯さま、システム・債権管理担当の長峰さまに、生成AI導入の背景やナレフルチャットによる業務改善の効果について伺いました。

導入企業

大伸社グループ
株式会社DS&C

大阪市中央区難波五丁目1番60号 なんばスカイオ17F

https://www.ds-c.jp/

大伸社グループ
株式会社DS&C

債権管理・広報担当

飯村さま

大伸社グループ
株式会社DS&C

会計・税務・法務担当

摩湯さま

大伸社グループ
株式会社DS&C

システム・債権管理担当

長峰さま

■導入企業と生成AIの利用状況

── はじめに大伸社グループ 株式会社DS&Cについて教えてください

長峰さま:

株式会社大伸社は1952年創業のマーケティング支援企業で、デザイン、デジタルマーケティング、調査・コンサルティングなどを6つの事業会社で展開しています。顧客調査から企画、デザイン、美術印刷まで一貫して提供できる点が強みで、CX(カスタマーエクスペリエンス)を重視した支援を行っています。

私たちはその事業会社のひとつ、株式会社DS&Cに所属しています。DS&Cは、大伸社の管理部門が独立して2014年に設立された企業です。グループ会社の経理・人事・総務業務の支援に加え、イベント企画・運営や広報支援、社外向けに事務局代行などを行っています。バックオフィス業務のIT化・効率化を通じ、グループ会社全体のコスト削減と価値向上を目指しています。

── 皆さまの主な担当業務について教えてください

飯村さま:

私は、債権管理の統括と、グループの広報を担当しています。社内報の記事を書いたり、ホームページの更新をしたりと、文章を扱う仕事が多いです。

摩湯さま:

私は会計関係全般と、税務、法務を幅広く担当しています。

長峰さま:

私は債権管理、与信管理、システムアカウント管理などを中心に担当しています。

──ナレフルチャット導入前、生成AIの業務活用は行っていましたか?また、その際の課題やお悩みを教えてください

長峰さま:

2023年から2024年にかけて、生成AI活用の検討を目的にDS&Cで希望メンバー7名(全13名中)を募り、Copilot(有料版)を試験的に利用してきました。当社ではMicrosoft 365を業務の中心で使っているため、Office製品の効率化に直結するCopilotを選びました。Teamsで利用方法を共有していましたが、各自が自分の業務範囲で活用を考えるため、次への広がりが少なかったかもしれません。

大伸社グループ全体ではAIプロジェクトが立ち上がっており、各社から2名ずつ参加して月に一度報告会を行っていました。本格的なAI活用をしている会社もあり、当社はまだ入口という状況でした。

摩湯さま:

私はCopilotでテキストベースの使い方を中心にしており、自分で作った文章の校正やリライトをしていました。

特に法務系ではとても重宝していて、弁護士に依頼する前の簡単なチェックなどで活用していました。過去の弁護士とのメールのやり取りを参照して回答してくれたりするので、自分が忘れているようなことでも教えてくれるのが非常に便利でした。

ただし、会計分野に関しては、大きな課題を感じていました。当社特有の仕訳処理などを理解してくれないため、汎用的な回答に留まってしまい、実務での応用に限界がありました。

飯村さま:

私はCopilotとChatGPTを利用して、主に文章作成や校正などの一般的な使い方をしていました。ExcelやPowerPointでの利用も試みましたが、期待する結果に繋がらない場面もありました。例えば、Excelの関数を教えてもらうのは非常に便利ですが、その効果を最大限に引き出すには、Excel全体をデータベース化する必要がありました。しかし、必ずしもすべての情報がデータベース化されているわけではないため、その点が課題だと感じていました。

■ナレフルチャット導入の背景

── 「ナレフルチャット」導入以前から生成AIを導入していたとのことですが、ナレフルチャットを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

長峰さま:

これまで生成AI活用の検討としてCopilotを有志で試していましたが、2025年からはDS&C全体で生成AIを活用し、業務効率化と生産性向上を目指すことになりました。一部の人だけが使う段階から、全社展開にステップアップする必要があったんです。

ちょうど全社展開の方針が固まったタイミングで、株式会社ハイパー(ナレフルチャット販売代理店)からナレフルチャットをご紹介いただきました

──数ある生成AIツールの中からナレフルチャットを選んだ理由や決め手を教えてください

飯村さま:

社内専用のクローズド環境で使用できるので、情報漏洩のリスクを抑えられる点が、バックオフィス業務を担う企業としては大きなメリットだと感じました。

また、料金体系が定額制というところも重要でした。AI初心者が多い当社の場合、「便利だけどこれを使ったらいくらかかるの?」という不安があると、どうしても利用を躊躇してしまいます。その不安を払拭できたのは大きかったです。

摩湯さま:

システムの機能面で言うと、プロンプトを自動で生成してくれる機能がとても良いと感じました。プロンプトの出来次第で成果が変わるとはいえ、慣れていない人にとってプロンプトを作るのはハードルが高い。全社展開を考えると、これは大きなメリットです。

■ナレフルチャット導入後の効果

── 従業員への浸透に向けて、工夫されたことはありますか?

飯村さま:

まずは推進メンバー4名で無料トライアルを開始しました。株式会社ハイパーから実際の活用方法をご紹介いただきながら理解を深め、その後、DS&C全社員向けに伴走サポートを活用し、社内全体への利用展開が進んでいきました。

伴走サポートはいわゆるサービス紹介ではなく「これを見ればすぐに使い始められる」という実践的な内容にしていただきました。

非常に分かりやすく説明いただき、メンバーの理解促進につながっただけでなく、士気の向上にもつながったと感じています。また、当日参加できなかった社員には録画を共有しました。

さらに、テーマを絞って2回目の伴走サポートを実施いただきました。2回目の伴走サポートは本当に有効で、一度ナレフルチャットを使ってみて、でてきた疑問を解消できたのが大きかったです。特に、RAGやエージェント、ワークスペースの詳細な説明を受けて、「非常に便利だ」と全員が実感できました。

社内でも「ナレフルチャットを語る会」を開催し、実際に使ってみて「こんなふうに活用できた」という事例を共有する場を設けました。

長峰さま:

2回目の伴走サポートの内容は、株式会社ハイパーの平さま、稲津さまにお越しいただき、代理店であるハイパーさまご自身がナレフルチャットをどのように活用されているかを伺う中で、「その使い方はぜひ当社でも取り入れたい」と感じ、内容を絞り込みんだため、効果が高まったと思います。

──── ナレフルチャットの具体的な活用方法を教えてください。また、従業員の間で特に人気の使い方やプロンプトがあれば教えてください

摩湯さま:

RAG機能が素晴らしいと思っています。

例えば経理の判断では、以前と同じ条件で同じ処理をした、という定期性が重要なので、過去2年分の過去の仕訳データを読み込ませた勘定科目相談エージェントを作って、そのエージェントに「こういう請求書が来たけどどの科目で処理したらいい?」と質問すれば、実際の当社の過去の仕訳を参照して回答しつつ、一般的な観点からの注意点などを教えてくれるようになりました。

まだ100%信頼できる精度ではありませんが、導入前は、該当しそうな勘定科目のデータを、当たりをつけて基幹システムで検索するところから始めていたので、大きな違いです。

飯村さま:

文章作成や校正でフル活用しています。AI活用で最初のハードルになるプロンプトの作成から助けてもらえるのは、すごい機能だと思います。

膨大な文章の要約も、今まで数時間かかっていたものが数十分で完了するようになりました。言葉選びも優秀で、「こんな感じで」と例を示せばそのニュアンスに合わせて書いてくれる。アシスタントが一人増えた感覚です。

長峰さま:

私は管理部門への質問対応でRAG機能を活用しています。社員から規定内容について質問があった際、以前は資料を確認しながら返答していましたが、今はRAGに社内規定を入れておくことでエージェントが即座に教えてくれます。各業務システムの問い合わせ先をまとめたエージェントも作成しました。

また、文章作成でも重宝しています。入れたい内容を投げ込めばまとめてくれますし、システム関連のメールなど専門用語が多く「何が書いてあるのかわからない」という時に、ナレフルチャットで要約してもらうと、「こういう内容で、こういう処理が必要」と整理してくれるので、非常に便利です。

── ナレフルチャットの導入効果を教えてください

摩湯さま:

現状では仕訳の判断エージェント、法務関係の社内規定を読み込ませたエージェントが、よく使うトップ2です。

時間的な効果は測りにくいのですが、困った時に相談したらいつでも参考意見を出してくれる相手がいる、というところで安心できるツールです。

飯村さま:

伝えたいことをどう伝えるのが最適か、という点でよく悩んでいたメール文章の校正には常に活躍してもらえています。わかりにくいことをいかにわかりやすく伝えるか、という点をふまえて文章を作成するためにはナレフルチャットはすばらしい相棒です。

長峰さま:

まだ導入したばかりなので時間削減やコスト削減の実感が出てくるのはこれからだと思いますが、それでも社内で共有されるエージェントが増えているため効果があると感じています。

── ナレフルチャット導入を通じて、従業員の生成AIに対する意識や使い方に変化を感じていますか?

飯村さま:

確実に変わってきていると感じています。

導入前は、生成AIは一部の興味ある人が使うツールでしたが、今では全員が気軽に活用できるようになり、今では「仕事の一部として生成AIを使うのが自然」という雰囲気が社内に浸透してきました。導入時期としても、社会全体で「ChatGPT」などのワードが浸透し、生成AIの受け入れが進んだタイミングでしたから、とても良かったのではないかと思います。

Copilotだけを使っていたら、他の生成AIモデルと出会うことはなかったと思います。ナレフルチャットを導入したことで、Claude、Gemini、Perplexityなど、それぞれを有料契約せずに試すことができ、それぞれの特徴を知ることができました。これも大きなメリットだと感じています。

■今後の展望

── 事業展開やビジョンにおいて、ナレフルチャットのような生成AIツールの可能性や期待する点を教えてください

飯村さま:

チャットボットを作成して、グループ内の事業会社からの問い合わせに自動で答えられるようにしたいと考えています。私たち管理部門は総務、経理、人事の質問をよく受けるので、RAG機能を活用すればかなり効率化できると期待しています。

将来的に部門別の利用状況が可視化できたり、費用を部門ごとに管理できたりするようになれば、グループ全体への展開もよりスムーズになると考えています。

── 最後に、生成AIを活用する重要性について感じていることや、他社に向けて伝えたいメッセージがあればお願いします

飯村さま:

生成AIが当たり前に使われる時代に使わない理由は「怖い」「難しそう」などの不安かもしれません。「情報漏洩は大丈夫?」「料金が高額にならない?」「どの生成AIツールを選べばいい?」「プロンプトって何?」などの初心者がつまずきやすいポイントをすべてカバーしているサービスがナレフルチャットだと思います。

長峰さま:

伴走サポートをうまく活用していただきたいです。理想は1.5〜2回。推進メンバーだけが話を聞いて説明するより、専門の方が全員に伝えてくれる方が、とても前向きに進んでいけます。

摩湯さま:

ナレフルチャットを導入するメリットは、”生成AIを使い始めるハードルがとても低い”という点です。いろいろなモデルを試せる、プロンプトを生成してくれる点は、自分に合った使い方を見つけやすく、生成AI活用を学ぶためのツールとして是非おすすめしたいです。


本事例の導入支援協力:ナレフルチャット販売代理店「株式会社ハイパー」

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