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生成AIコラム
うさぎでもわかる!2025年12月生成AIニュース9選

はじめに
2025年12月は、生成AI業界にとって「歴史に残る1ヶ月」でした。
GoogleがOpenAIを追い詰め「緊急事態」の宣言を引き起こし、中国企業が画像生成・言語モデルともに世界トップクラスに到達。そしてMetaがAIスタートアップを約3,000億円で買収するなど、毎週のように大きなニュースが飛び込んできました。
この記事では、うさぎが厳選した2025年12月の重要AIニュース9選をお届けします。大手モデル競争・中国の最新AI・AIエージェントの3つの視点から振り返っていきますうさよ🐰
2025年の生成AIに関するトレンドをまとめた資料もこちらで公開中!
最新情報のキャッチや、2025年の振り返りに是非お役立てください!
【大手AIモデル競争編】
1. Google Gemini 3 Flash リリース
OpenAI社内でも「緊急事態」が宣言!
12月10日、GoogleがAIモデル「Gemini 3 Flash」を発表しました。高性能かつ低価格という組み合わせが業界に衝撃を与え、ChatGPTを開発するOpenAI社内では「Code Red(コードレッド)」と呼ばれる緊急事態が宣言されました。
Gemini 3 Flashの特徴は以下の通りです。
- 圧倒的なコストパフォーマンス – 従来モデルより大幅に安価でありながら高性能
- マルチモーダル対応 – テキスト、画像、音声、動画を統合的に処理
最近は「どのAIが一番か」より「自分の仕事にどう活かすか」の方が大切だと感じるうさ。性能差は縮まっているので、まずは使いやすいものから試してみることをおすすめするうさよ🐰
🔗 公式 – Google Blog
2. OpenAI GPT-5.2 緊急リリース
Googleに追い上げられ、予定を前倒しで投入
Googleに追い上げられたOpenAIは、12月11日に最新版「GPT-5.2」を予定より前倒しでリリースしました。
GPT-5.2には3つのタイプがあります。
- Instant(インスタント) – 素早く回答。簡単な質問や日常的なチャット向け
- Thinking(シンキング) – じっくり考えて回答。複雑な分析や戦略立案向け
- Pro(プロ) – 最高精度で回答。重要な意思決定や専門的な作業向け
GPT-5.2の主な改善点は以下の通りです。
- ハルシネーション38%減少 – 「嘘をつく」問題が大幅に改善
- 会話の圧縮機能(/compactエンドポイント) – 過去の会話を賢く圧縮し、通常の制限を超えて長時間の対話を継続可能
🔗 公式 – OpenAI GPT-5.2
法人向け生成AIサービス「ナレフルチャット」では、最新のAIモデル「Gemini 3 Flash」や「GPT-5.2」が利用可能!
また、料金プランは企業単位の定額制を採用しており、何人で利用しても追加のコストは発生しないため、コスト管理の手間がかからないスムーズな全社導入を実現できます。
初月無料で生成AIが利用できるトライアル期間も用意しておりますので、生成AIの利活用を検討している企業様は、是非一度導入をご検討ください。
3. Claude in Chrome、全有料ユーザーへ一般提供開始
AIがブラウザを直接操作する時代が本格到来
12月18日、Anthropicは「Claude in Chrome」をPro、Team、Enterpriseプランを含むすべての有料プラン加入者向けにベータ版として一般提供開始しました。
これは単なるブラウザ拡張機能ではありません。AIがあなたの代わりにブラウザを操作し、複雑なタスクを自律的に実行してくれる「デジタル秘書」のような存在です。
Claude in Chromeの主な機能は以下の通りです。
- Claude Code統合 – ターミナルでコードを書き、Chrome上でテスト・検証。コンソールエラーやDOMの状態を読み取り、問題を直接デバッグ
- ワークフロー記録機能 – 一度手作業で行った操作を記録し、Claudeに繰り返し実行させることが可能
- モデル選択 – Haiku 4.5、Sonnet 4.5、Opus 4.5から用途に応じて選択
企業向けには、組織レベルで拡張機能を有効/無効にする管理者コントロールや、Claudeがアクセスできるサイトを許可リスト・ブロックリストで制御する機能も提供されています。
うさぎ的には、「ワークフロー記録機能」が特に便利だと感じたうさ。一度自分でやって見せるだけでClaudeが学習してくれるので、毎日の定型作業を任せられるようになるうさよ🐰
🔗 公式 – Anthropic Claude in Chrome
【中国AI台頭編】
4. DeepSeek V3.2 世界トップ水準に
米国トップ企業と同等以上の性能を、はるかに低コストで実現
12月1日、中国のスタートアップ「DeepSeek(ディープシーク)」が新モデル「V3.2」を発表しました。
驚くべきは、OpenAIやGoogleの最新モデルと同等以上の性能を、はるかに低いコストで実現したことです。
DeepSeek V3.2の特徴は以下の通りです。
- 数学・プログラミングでGPT-5やGemini 3と同等以上 – 主要ベンチマークで高スコア
- 長文処理のコストを70%削減 – Sparse Attention技術により大幅なコスト削減
- オープンソース公開 – 誰でも無料で使える
「高性能なAIは高い」という常識が覆りつつあることに注目ですね🐰
🔗 公式 – DeepSeek API Docs
5. Alibaba Qwen-Image シリーズ
画像生成AIでもオープンソース世界最高性能を達成
中国のアリババが、12月に立て続けに画像生成AIの新モデルを発表しました。
- 12月19日 Qwen-Image-Layered – 画像を「レイヤー」に分解できる革新的なモデル
- 12月31日 Qwen-Image-2512 – オープンソースの画像生成AIとして世界最高性能を達成
「レイヤーに分解」とは、写真に写っている人物・背景・物体を、それぞれ別々の「層」として認識し、個別に編集できる技術のこと。会議の写真から特定の人物だけを消したり、背景だけを変えたりすることが簡単にできるようになります。
Qwen-Image-2512の特徴は以下の通りです。
- 自然な質感とディテール – 風景、水、動物の毛並み、素材の質感などがより鮮明かつ繊細に描写
- 強力なテキストレンダリング – 画像内へのテキスト配置の正確性とレイアウトの質が大幅に向上
- 商用利用可能なオープンソース – 中小企業でも導入しやすい
🔗 公式 – Qwen公式ブログ
6. テンセント・シャオミの新モデル発表
米国AI企業の元社員を「首席AIサイエンティスト」に任命する動きも
中国のテック大手も12月に大きな動きを見せました。
テンセントの動き
- HY-World 1.5をオープンソースで公開 – テキストや画像から仮想世界をリアルタイム生成し、キーボードやマウスで探索できるAI。ゲーム開発や映像制作への活用が期待される
- 元OpenAI研究員の姚顺雨氏を「首席AIサイエンティスト」に任命 – AI人材の獲得競争激化
シャオミの動き
- MiMo-V2-Flash(309Bパラメータ)をオープンソースで公開 – 309Bのパラメータを持ちながら、推論時は15Bのみ使用する効率的な設計。数学推論94.1%、コーディング能力でDeepSeek V3.2と同等以上を達成し、スマホ・EV・スマートホームを繋ぐ「AIの頭脳」として開発
「中国のAIは使って大丈夫?」という質問をよく受けるうさ。答えは「用途による」うさね。社内の機密情報を扱う場合は慎重に、一般的な作業であれば選択肢の一つとして検討する価値があるうさよ🐰
【AIエージェント・エコシステム編】
7. Accenture、OpenAIとAnthropicに「1週間でダブル提携」
世界最大のコンサル企業が「1社に絞らない」戦略を選択
12月1日にOpenAI、12月9日にAnthropicと、世界最大のコンサルティング企業Accentureがわずか1週間で両社と大型提携を発表しました。
これが意味することは「どちらか1社を選ぶ時代は終わった」ということ。企業がAIを導入する際、OpenAIかAnthropicかを選ぶのではなく、用途に応じて使い分ける時代に入ったのです。
提携の内容は以下の通りです。
- OpenAIとの提携(12月1日) – 数万人の社員にChatGPT Enterpriseを導入、OpenAI認定資格の取得を推進
- Anthropicとの提携(12月9日) – 3万人規模の「Accenture Anthropic Business Group」を設立、Claude Codeの大規模導入
「どのAIを選ぶべきか」と悩んでいる企業は、Accentureのように「両方使う」という選択肢を検討してみてもいいかもしれないですね🐰
🔗 公式 – Accenture × OpenAI / Accenture × Anthropic
法人向け生成AIサービス「ナレフルチャット」でも、Googleの最新AIモデル「Gemini 3 Flash」やOpenAIの「GPT-5.2」の他、Claude、GrokなどのAIモデルを使い分けて利用可能!
初月無料のトライアルで、最新のAIモデルの特徴を実際に使って体験することができます!
8. Disney×OpenAI Sora提携
200以上のディズニーキャラクターがAI動画生成で使用可能に
12月11日、ディズニーとOpenAIが画期的なパートナーシップを発表しました。
OpenAIの動画生成AI「Sora(ソラ)」で、ミッキーマウスやアナ雪のエルサなど、200以上のディズニーキャラクターを使った動画が作れるようになります。
この提携が画期的な理由は以下の通りです。
- 従来 – AIで有名キャラを生成 → 著作権侵害のリスク、企業は使いづらかった
- これから – 正式に許可されたキャラを使用可能、安心して商用利用できる
「AIで作ったコンテンツは著作権的にグレー」という状況に、1つの解決策が示されたのが大きいですね。今後、他の企業も同様のライセンス契約を結ぶ可能性がありますうさよ🐰
9. Meta、Manus AIを約3,000億円で買収
「AIが会話する」時代から「AIが仕事する」時代への転換点
12月29日、Facebook・Instagramを運営するMeta社が、シンガポールのAIスタートアップ「Manus AI」を買収すると発表しました。買収額は20〜25億ドル(約3,000億円)と報道されています。
Manus AIは2025年春に登場し、「AIが実際に仕事をしてくれる」というコンセプトで話題になったスタートアップです。
Manus AIができることは以下の通りです。
- 旅行計画の作成と予約 – 複数サイトを比較して最適プランを提案
- 株式ポートフォリオの分析 – データ収集から分析レポート作成まで
- 市場調査レポートの作成 – 複数ソースから情報を収集・整理
この買収はAIエージェント市場の競争激化を象徴していると感じるうさ。OpenAIのOperator、GoogleのProject Mariner、MicrosoftのCopilot Agentsなど、大手各社が「AIに仕事を任せる」技術に本格投資している中、Metaも遅れを取るまいと動いたということですね🐰
🔗 公式 – Manus AI
まとめ – 2025年12月の業界トレンド
3つのキーワード
1. 大手ベンダー競争の激化
GoogleがOpenAIを猛追し、「ChatGPT一強」の時代が終わりつつあります。競争の結果、料金は下がり性能は向上。ユーザーにとっては「どのAIを使うか」を選べる良い時代になりました。
2. 中国AIのグローバル台頭
DeepSeekやQwenが、米国トップ企業と肩を並べる性能に到達。オープンソース(無料公開)戦略で世界中の開発者を取り込み、AI人材の国境を越えた争奪戦が激化しています。
3. AIエージェント時代の本格到来
AIは「相談相手」から「仕事を任せられる存在」へ進化。Disney×OpenAI提携で著作権問題に道筋が示され、MetaのManus買収は「仕事するAI」への本格投資の象徴となりました。
2026年はさらにAIの進化が加速しそうですね🐰

taku_sid
https://x.com/taku_sid
AIエージェントマネジメント事務所「r488it」を創立し、うさぎエージェントをはじめとする新世代のタレントマネジメント事業を展開。AI技術とクリエイティブ表現の新たな可能性を探求しながら、次世代のエンターテインメント産業の構築に取り組んでいます。
ブログでは一つのテーマから多角的な視点を展開し、読者に新しい発見と気づきを提供するアプローチで、テックブログやコンテンツ制作に取り組んでいます。「知りたい」という人間の本能的な衝動を大切にし、技術の進歩を身近で親しみやすいものとして伝えることをミッションとしています。


