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生成AIコラム

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ChatGPTのプロンプト保存方法を解説!おすすめツールや業務効率化のコツも

はじめに

「効果的なプロンプトを作ったのに、どこに保存したかわからない」「毎回同じ指示を入力するのが面倒」「チームで良いプロンプトを共有したいけど方法がわからない」といった悩みを抱えるビジネスパーソンは多いでしょう。

その課題を解決するのが、プロンプトの適切な保存と管理です。一度作成した効果的なプロンプトを資産として蓄積し、必要なときにすぐ使える状態を作れば、ChatGPTを使った業務の効率は大きく向上します。

本記事では、プロンプトを保存する具体的な方法から、おすすめの管理ツール、組織全体で生産性を高めるコツまで、実践で使える知識を網羅的に解説します。

外部ツールの特徴比較や実際の活用事例も紹介しているので、プロンプト管理を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。

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ChatGPTのプロンプトを保存するメリット

まずは、ChatGPTのプロンプトを保存することで得られるメリットについて改めて整理していきます。主なメリットは以下の3つです。

  • 業務効率化
  • 回答の質の標準化
  • 社内でのスキル・知識の共有

業務効率化

プロンプトを保存しておけば、同じ作業を繰り返す際に毎回ゼロから考える必要がありません。メール作成、議事録作成、資料の要約など、定型化できる業務では特に効果を発揮します。過去に良い結果を得られたプロンプトをテンプレート化することで、作業時間を大幅に短縮できます。

また、複雑な指示が必要な業務フローも、プロンプトとして保存しておけば簡単に呼び出すことができます。例えば、特定のフォーマットでの報告書作成や、複数の条件を満たす分析など、長い指示文を毎回入力する手間が省けます。

回答の質の標準化

保存したプロンプトを使えば、誰が実行しても同じレベルの結果を得られます。チーム内で品質のばらつきが生じにくくなり、アウトプットの安定性が高まるのです。

特に複数のメンバーが同じ業務を担当する場合、プロンプトを共有することで全員が同じ水準の成果物を作成できるようになるのは、大きなメリットと言えるでしょう。新人でも経験者と同等の質を出せるようになり、教育コストの削減にもつながります。

社内でのスキル・知識の共有

優れたプロンプトを組織内で共有することで、ChatGPTの活用が得意でないメンバーのスキルを底上げできます。効果的な指示の出し方やコツを、実際のプロンプトを通じて学べる環境が作れるのは、組織にとってもプラスと言えるでしょう。

各部署で生まれた業務改善のノウハウも、プロンプトという形で蓄積されていきます。営業部門で成果を上げたプロンプトを他部門に展開したり、マーケティングチームの知見を全社で活用したりすることで、組織全体の生産性が向上します。

ChatGPTのプロンプトを保存する方法

ChatGPTのプロンプトを保存する方法は複数あります。それぞれの特徴を理解して、自分の使い方に合った方法を選びましょう。

ここでは、代表的な3つの方法について解説します。

  • プロンプトと回答をリンクで保存する
  • GPTを活用する
  • 外部ツールを活用する

プロンプトと回答をリンクで保存する

ChatGPTの各会話にはそれぞれに固有のURLが割り振られています。このURLをブックマークやメモアプリに保存しておけば、過去の会話にいつでもアクセスできます。

会話のタイトルを編集して内容が分かりやすい名前に変更しておくと、後から探す際に便利です。ただし、ChatGPT側で会話を削除すると参照できなくなるため、重要なプロンプトは他の方法でもバックアップしておくことをおすすめします。

GPTを活用する

ChatGPTには「GPT」という機能があり、ChatGPT を日常生活や、特定の作業、仕事、または家庭などで更に役立つように誰でもカスタマイズすることができます。特定の目的に特化したプロンプトや指示を事前に設定しておけば、毎回同じ指示を入力する必要がありません。

実際のChatGPT上での画面

ここからは、実際の設定方法について解説します。

まず、ChatGPTの左上「GPT」よりGPT機能を開きましょう。

次に、右上「+作成する」よりGPTを作成する画面に移ります。

そして、左下のチャット欄より、記憶したいプロンプトを送りましょう。

これにより、そのプロンプトを送った状態のChatGPTをいつでも再現できるようになります。

今回は、市場調査をするためのプロンプトを入力しています。

最後に、左上「構成」より、呼び出すChatGPTの名前や説明などを入力しましょう。

詳細の指示はすでにプロンプトを送ることで完了しているので、簡易的なもので問題ありません。

入力が完了したら、右上「作成する」を押し、GPTの共有先を選びましょう。

「リンクを受け取った人」を選べば、社内での展開が可能になります。

保存が完了したら、そのURLよりGPTを開くことができます。

すでにプロンプトが入力済みの状態で会話をすることが出来るため、出力の質が担保されます。

作成したGPTは自分専用として保存したり、組織内で共有したりできます。チーム全体で使う定型業務がある場合、GPTとして設定しておくと全員が同じ品質で作業を進められます。

参照:「GPT のご紹介」OpenAI

外部ツールを活用する

ChatGPT以外のツールを使ってプロンプトを管理する方法もあります。ブラウザ拡張機能を使ってChatGPT上で直接プロンプトを呼び出せるタイプや、独立したアプリケーションとして動作するタイプなど、形態は様々です。これらの外部ツールは検索機能やタグ付け、フォルダ分けといった高度な管理機能を備えているため、大量のプロンプトを扱う場合に特に便利です。 次の章では、プロンプト保存におすすめのツールを具体的にご紹介します。

プロンプト保存におすすめの外部ツール

それではここからはプロンプトを効率的に管理するための外部ツールを4つ紹介します。それぞれの特徴を把握して、用途に合わせて選びましょう。

  • Superpower ChatGPT
  • PromptFolder
  • Notion
  • ナレフルチャット

Superpower ChatGPT

Superpower ChatGPT 公式HP

Superpower ChatGPTは、ChatGPTに多彩な機能を追加するブラウザ拡張機能です。Google Chromeのウェブストアからインストールするだけで、プロンプト管理をはじめとする便利な機能が使えるようになります。

主な機能をまとめると以下のようになります。

機能内容
フォルダ・検索機能会話をフォルダで整理し、過去のチャット内容を素早く検索できる
プロンプト管理自分が使ったプロンプトを保存でき、世界中のユーザーが共有するプロンプトも検索可能
エクスポート機能会話履歴を複数形式でダウンロードできる
文字数カウント生成中の文章をリアルタイムで文字数カウントできる

すべての会話データはローカル保存され、開発元がアクセスすることがないのも安心できるポイントです。また、ChromeだけでなくEdgeやBraveといった他のブラウザでも使用することが可能です。

PromptFolder

PromptFolder 公式HP

PromptFolderも、Chrome拡張機能として提供されているプロンプト管理ツールで、頻繁に使うプロンプトを保存して効率的に再利用できます。

主な機能をまとめると以下のようになります。

機能内容
プロンプト保存・管理よく使うプロンプトを専用サイトで作成・編集し、クラウドに保存できる
スラッシュコマンドChatGPT上で「/」を入力すると保存済みプロンプトの候補が表示され、ワンクリックで挿入可能
フォルダ整理プロンプトをフォルダで分類し、検索やフィルタリングで必要なものをすぐに見つけられる
プライバシー設定プロンプトの公開範囲を設定でき、変数機能やコメント機能も利用可能

プロンプトの登録や編集は専用サイトで行う必要がありますが、クラウド保存のため複数デバイスからアクセスできます。ChatGPTのほか、Claude、Google Bard、Bing AIにも対応しています。無料で利用でき、同じプロンプトを繰り返し入力する手間を大幅に削減できます。

Notion

「Chat to Notion」chrome ウェブストア

Notionは多機能なワークスペースツールで、プロンプト管理にも活用できます。Notionのデータベースを作成して、そこにプロンプトを手動で入力・整理すれば、カテゴリ別整理やタグ付けができます。

すでに業務でNotionを使っている場合、Chrome拡張機能「Chat to Notion」を使えば、ChatGPTの会話を直接Notionのデータベースに保存できます

主な機能をまとめると以下のようになります。

機能内容
会話の保存ChatGPT、Claude、Deepseek、Mistralの会話全体または個別の回答をワンクリックで保存
データベース連携任意のNotionデータベースに保存でき、保存時にタグやタイトルをカスタマイズ可能
複数データベース対応複数のデータベースを連携し、保存時に保存先を選択できる

ただし、保存されるのはChatGPTのURLのため、ChatGPT側で会話を削除すると参照できなくなる点には注意が必要です。会話を整理して後から見返したい人に適しています。

ナレフルチャット

ナレフルチャット 公式HP

ナレフルチャットは、企業向けに開発された生成AIチャットサービスです。ChatGPT、Claude、Gemini、Grok、Perplexityなど複数のAIモデルに対応し、セキュアなクローズド環境で利用できます。

主な機能をまとめると以下のようになります。

機能内容
プロンプト自動生成・改善やりたいことを入力するだけで最適なプロンプトを生成。思い通りの結果が得られない場合は自動改善も可能
タイムライン機能チーム内で作成されたプロンプトを自動共有。
社内データ参照(RAG)PDF、Word、CSVなど社内ドキュメントから生成AIが回答を提供
充実した学習コンテンツプロンプトテンプレート集や初心者向け動画で、AIリテラシー向上を支援

ISMS認証とプライバシーマークを取得した企業が運営しているナレフルチャットは、API経由で利用するため入力内容が学習データに使われることがありません。

また、特定の目的やニーズに合わせてカスタマイズされたAIツールを作成できるエージェント機能も備えています。GPTと同じように、ベースのプロンプトを設定した状態でAIとのやり取りが可能になるため、業務効率化と質の担保を同時に実現することができます。

料金が企業単位の定額制で利用人数に制限がないため、全社導入でもコストを抑えられます。

プロンプトを保存して業務効率化するコツ

プロンプトを保存するだけでなく、組織全体で活用する仕組みを作ることが重要です。ここでは実践的な効率化のコツを3つ紹介します。

  • 優れたプロンプトは社内展開する
  • フィードバックや改善を繰り返す
  • リテラシーを高める教育を実施する

優れたプロンプトは社内展開する

効果的なプロンプトが見つかったら、自分だけで使うのではなくチーム全体に共有しましょう。誰かが試行錯誤して作り上げたプロンプトは、組織の貴重な資産です。

共有の際は、どんな場面で使うプロンプトなのか、どんな効果が得られるのかを簡単に説明しておくと良いでしょう。実際の使用例とともに共有すれば、他のメンバーもすぐに活用できます。定期的にプロンプト共有会を開催して、各部署の成功事例を発表し合うのも効果的です。

フィードバックや改善を繰り返す

プロンプトは一度作って終わりではありません。実際に使ってみて、期待通りの結果が得られなかったら修正を加えていきましょう。

AIの回答が曖昧だった場合は指示をより具体的にする、余計な情報が含まれていた場合は制約条件を追加するなど、細かな調整を重ねることで精度が上がります。チーム内でプロンプトを共有している場合は、使ったメンバーからのフィードバックを集めて改善に活かすことも大切です。

定期的に見直しの機会を設けて、業務の変化に合わせてプロンプトもアップデートしていきましょう。

リテラシーを高める教育を実施する

プロンプトを保存・共有する仕組みを作っても、メンバーのAIリテラシーが低いと十分に活用されません。組織全体でChatGPTを使いこなせるよう、継続的な教育が必要です

利用実態を可視化することも重要です。誰がどのくらいChatGPTを使っているか、どんなプロンプトがよく使われているかを把握すれば、教育すべきポイントが明確になります。活用が進んでいない部署には個別にサポートを提供するなど、組織全体のレベルアップを図りましょう。

プロンプトの保存・共有にはナレフルチャットがおすすめ

ナレフルチャット 公式HP

ここまで紹介した業務効率化のコツを、すべて実現できるのがナレフルチャットです。企業のAI活用を総合的にサポートする機能が揃っています。

ナレフルチャットは法人向けに開発された生成AIチャットサービスで、ISMS認証とプライバシーマークを取得した企業が運営しています。API経由で利用するため入力内容が学習データに使われることはなく、企業の業務で使うのにも安心です。

ここではプロンプトの保存・共有に関わる、以下の3つの特徴について紹介します。

  • プロンプト作成を自動でサポート
  • タイムラインで優れたプロンプトを共有
  • 充実した学習コンテンツで全社のリテラシー向上

プロンプト作成を自動でサポート

ナレフルチャット最大の特徴は、プロンプト作成の負担を大幅に減らせることです。「議事録を要約したい」「提案書のたたき台を作りたい」など、やりたいことを自然な言葉で入力するだけで、AIが最適なプロンプトを自動生成してくれます。

生成されたプロンプトで思った結果が得られなかった場合は、自動改善機能を使えば何度でも調整できます。プロンプトエンジニアリングの知識がなくても、誰でも高品質なプロンプトを作成できる仕組みです。

タイムラインで優れたプロンプトを共有

特許取得済みのプロンプトタイムライン機能により、チームメンバーが作成したプロンプトを組織内の人が見ることのできるタイムラインに共有することが可能です。他のメンバーが評価を付けられるため、評価の高いプロンプトが自然と上位に表示されるようになります。

これにより、わざわざプロンプトを探しに行かなくても、タイムラインを眺めるだけで組織内のベストプラクティスが把握できます。気になったプロンプトはワンクリックで自分の業務に活用できるため、社内のナレッジが自然に循環するため、ChatGPTが得意でないメンバーも、評価の高いプロンプトから学べる環境が整います

充実した学習コンテンツで全社のリテラシー向上

ナレフルチャットには、初心者向けの動画コンテンツやプロンプトのテンプレート集が用意されています。ChatGPTに触れたことがない人でも、動画を見ながら基本的な使い方を学べます。

テンプレート集には、様々な業務シーンで使えるプロンプトが分類されています。営業、マーケティング、カスタマーサポートなど、職種別に最適化されたテンプレートをそのまま使えるため、すぐに業務に活かせます。

実際のテンプレート一覧(画面右端)

組織全体のAIリテラシーを底上げしながら、プロンプト管理も同時に進められる環境が整っています。

ChatGPTのプロンプトを保存・管理することは、個人の業務効率化だけでなく、組織全体の生産性向上につながります。自分に合った方法でプロンプトを蓄積し、チーム全体で共有する仕組みを作りましょう。

特に企業での本格的な導入を検討している場合は、プロンプト管理から学習支援まで一貫してサポートできるナレフルチャットの活用をぜひご検討ください

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ナレフルチャット運営チーム

法人向けクローズド生成AIチャットサービス「ナレフルチャット」の企画・開発・運用を手がけています。
プロンプト自動生成・改善機能や組織内でのノウハウ共有機能など、独自技術の開発により企業の生成AI活用を支援しています。

「AIって難しそう...」という心の壁を、「AIって面白そう!」という驚きで乗り越えていただけるように
日々刻々と変化する生成AI業界の最新動向を追い続け、魅力的な記事をお届けしていきます。

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