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生成AIコラム

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うさぎでもわかる!GPT-Image-1.5の実力検証 – Nano Banana Proとの違いを徹底比較!

※本記事内に掲載している画像は、掲載用にリサイズや圧縮対応を行っています。

はじめに

2025年12月17日、OpenAIが最新画像生成モデル「GPT-Image-1.5」をリリースしました。前モデルから最大4倍高速化、20%コスト削減という大幅な改善を実現しています。

この記事では、GPT-Image-1.5の特徴を詳しく解説し、GoogleのNano Banana Proとの比較を通じて「どんな場面で使うべきか」を明らかにします。7つの比較観点と実際に試せるプロンプトも用意したので、ぜひ自分の目で確かめてみてください。

GPT-Image-1.5とは

GPT-Image-1.5は、OpenAIがリリースした最新の画像生成モデルです。ChatGPT Imagesに搭載され、APIでも利用可能になっています。

GPT-Image-1.5の5つの強み

  1. 4倍の高速化 – 前モデル(GPT-Image-1)と比較して最大4倍の速度向上
  2. 20%のコスト削減 – APIでの利用コストが大幅ダウン
  3. 編集時の一貫性 – 顔、照明、構図を維持したまま部分編集が可能
  4. テキストレンダリング改善 – インフォグラフィックやUIモックアップでの文字生成が向上
  5. プロンプト追従性向上 – 複雑な指示にも的確に対応

Nano Banana Proとの比較

7つの比較観点と検証用プロンプト

ここからは、両モデルを比較するための7つの観点と、実際に試せるプロンプトを紹介します🐰

画像生成条件

  • アスペクト比 1:1(1024×1024)
  • GPT-Image-1.5 は High設定
  • Nano Banana Pro は 1K設定
    • ※記事に掲載している画像は、掲載用にリサイズや圧縮対応を行っています。

1. フォトリアリズム(写実性)

AIが生成する画像がどれだけ「本物の写真」に見えるかを評価します。

評価ポイント

  • 肌の質感(毛穴、シワ、微細な凹凸)
  • 光と影の自然さ
  • 被写界深度のリアルさ

検証プロンプト(日本語)

30代後半の男性がカフェの窓際に座っている写真。自然光、リアルな肌質感(毛穴やわずかな肌荒れを含む)、薄いヒゲの剃り跡、50mmレンズで撮影したような浅い被写界深度、シネマティックな色調補正。
GPT-Image-1.5Nano Banana Pro

好みが分かれるところで、どっちも甲乙つけがたいうさ🐰 個人的にはNano Banana Proの方が好みかな。

2. テキストレンダリング(文字の正確さ)

画像内に文字を含める場合の正確性を評価します。

評価ポイント

  • 文字の読みやすさ
  • スペルミスの有無
  • 日本語などマルチバイト文字の対応

検証プロンプト(日本語)

コーヒーショップの黒板メニュー。以下の内容を手書き風チョークアートで表示。「本日のおすすめ」「エスプレッソ ¥350」「カフェラテ ¥450」「キャラメルマキアート ¥500」。装飾的なコーヒーカップのイラスト付き。
GPT-Image-1.5Nano Banana Pro

こちらも甲乙つけがたいうさ🐰 評価観点とは別だけど、「コーヒーショップの黒板メニュー」としての雰囲気はNano Banana Proの方が自然に見えるかも。

3. プロンプト追従性(指示通りの生成)

複雑な指示をどれだけ正確に反映できるかを評価します。

評価ポイント

  • 複数の要素を含む指示への対応
  • 位置関係の正確さ
  • 「〇〇しない」という否定指示への対応

検証プロンプト(日本語)

6x6のグリッドに36種類の異なるオブジェクトを配置。各セルには1つのアイテムのみ。含めるもの - リンゴ、バナナ、オレンジ、キウイ、イチゴ、ブドウ、スイカ、メロン、モモ、サクランボ、レモン、ライム、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、ココナッツ、アボカド、トマト、ニンジン、ブロッコリー、キュウリ、ナス、ピーマン、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、トウモロコシ、キャベツ、レタス、ホウレンソウ、セロリ、アスパラガス、キノコ、ニンニク、ショウガ。白い背景、均等な照明。
GPT-Image-1.5Nano Banana Pro

各オブジェクトの「映え」ではGPT-Image-1.5が上に見えるうさね🐰 一方、6×6グリッド、オブジェクトの描写という指示への忠実度はNano Banana Proも十分高いです!

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4. 画像編集の精度

既存の画像を編集する際の精度を評価します。

評価ポイント

  • 変更部分以外の保持
  • 照明・色調の一貫性
  • 繰り返し編集時の劣化

検証プロンプト – ステップ1(基本画像生成)

リビングルームにあるグレーのソファ。窓から夕方の光が差し込んでいる。ソファの上にはオレンジ色のクッションが2つ。観葉植物が横に置いてある。

検証プロンプト – ステップ2(編集指示)

照明を朝の光に変更。クッションの色を青に変更。それ以外の要素(ソファ、植物、構図)はそのまま維持してください。
GPT-Image-1.5Nano Banana Pro

GPT-Image-1.5は、クッションの色は変わっているけど、夕方の光のままになっているうさ🐰 Nano Banana Proの方が指示通りに編集できてる印象。

5. キャラクター一貫性

同じキャラクターを複数の画像で一貫して表現できるかを評価します。

評価ポイント

  • 顔の特徴の維持
  • ポーズを変えても同一人物に見えるか

検証プロンプト – キャラクター定義

20代前半の日本人女性。ショートボブの黒髪、丸いフレームの眼鏡、小さなホクロが右頬に。明るい笑顔が特徴的。

検証プロンプト – シーン1

[上記キャラクター]が公園でジョギングしている様子。スポーツウェア着用、イヤホンをしている。
GPT-Image-1.5Nano Banana Pro

検証プロンプト – シーン2

[上記キャラクター]がオフィスでノートパソコンに向かって作業している様子。ビジネスカジュアルな服装。
GPT-Image-1.5Nano Banana Pro

五分五分だけど、気持ちGPT-Image-1.5の方が再現性は高いかなうさ🐰特長を維持するためなのか、顔の向きなども元の画像に揃えてくれていますね。

6. インフォグラフィック生成

図解やインフォグラフィックを生成する能力を評価します。

評価ポイント

  • レイアウトの美しさ
  • 情報の正確性
  • アイコン・図形の品質

検証プロンプト(日本語)

「朝のルーティンを最適化する5つのステップ」というタイトルのインフォグラフィック。各ステップ - 1. 起床後すぐに水を飲む 2. 5分間のストレッチ 3. 健康的な朝食 4. ToDoリストの確認 5. 最重要タスクに着手。各ステップにアイコンと簡潔な説明文を含む。モダンでミニマルなデザイン、青と白を基調とした配色。
GPT-Image-1.5Nano Banana Pro

配置と文字の正確性において、Nano Banana Proの方が綺麗うさね!🐰文字数が多い日本語のインフォグラフィックを作るなら、Nano Banana Proが適していると考えられます。


7. 商品写真(速度+品質バランス)

Eコマース向け商品写真の生成能力を評価します。

評価ポイント

  • プロフェッショナルな仕上がり
  • 照明と反射の表現
  • 商用利用可能な品質

検証プロンプト(日本語)

商品写真 - 白い背景に置かれた高級腕時計。ステンレススチールのケース、青い文字盤、日付表示付き。プロフェッショナルな照明、シャープな影、反射が美しく表現されている。Eコマース用の商品画像として使用可能な品質。
GPT-Image-1.5(Low)GPT-Image-1.5(Medium)GPT-Image-1.5(High)
13秒20秒35秒
Nano Banana Pro(1K)Nano Banana Pro(2K)Nano Banana Pro(4K)
15秒20秒41秒

GPT-Image-1.5(Low)は速度が上がる分、クオリティはやはり下がる印象うさね🐰時間とクオリティのバランスを考えると、GPT-Image-1.5(High)に軍配が上がりそうです。

まとめ

検証結果の総括

比較観点結果
1. フォトリアリズム引き分け。好みによって使い分けられるレべル
2. テキストレンダリング引き分け。こちらも、作成したい画像の雰囲気によって使い分けましょう。
3. プロンプト追従性忠実さという点で引き分け。どちらもしっかりと意図を理解して画像を生成してくれています。
4. 画像編集の精度Nano Banana Proが優勢。的確に指示した点を変更してくれる結果に。
5. キャラクター一貫性GPT-Image-1.5が僅かに優勢。より一貫性を保つために顔の向きを維持するなど、忠実さが見える。
6. インフォグラフィック日本語テキストの生成を任せるなら、Nano Banana Proがやはり優秀!
7. 商品写真(速度+品質)求める品質や解像度次第で、使用モデルを決めてしまっても大丈夫!
高解像度の画像を生成したい場合は、NanoBanana Proがおすすめ。

正直に言うと、今回の検証ではNano Banana Proの方がやや優勢だったうさ🐰

GPT-Image-1.5が向いている場面

  • コストを抑えたい(API価格が安い)
  • キャラクターの一貫性を重視したい
  • 映える写真を作りたい(オブジェクトの質感重視)

Nano Banana Proの方が向いている場面

  • テキストを含む画像を生成したい
  • インフォグラフィックや図解を作りたい
  • 画像編集の精度を重視したい
  • 4K解像度が必須

GPT-Image-1.5は「コスパ重視で、映える画像を作成したい人向け」うさ🐰

一方、Nano Banana Proは「テキストなどの描写が正確な画像が欲しい人、指示通りの画像編集を行いたい人向け」という印象。特にインフォグラフィックや文字入り画像では大きな差があったうさ。

ただし、GPT-Image-1.5はリリースされたばかり。今後のアップデートで改善される可能性も高いので、引き続き注目していきたいところうさ🐰

ぜひ上記のプロンプトも使って、あなた自身の目で両モデルを比較してみてください!

参考リンク

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taku_sid

https://x.com/taku_sid
AIエージェントマネジメント事務所「r488it」を創立し、うさぎエージェントをはじめとする新世代のタレントマネジメント事業を展開。AI技術とクリエイティブ表現の新たな可能性を探求しながら、次世代のエンターテインメント産業の構築に取り組んでいます。
ブログでは一つのテーマから多角的な視点を展開し、読者に新しい発見と気づきを提供するアプローチで、テックブログやコンテンツ制作に取り組んでいます。「知りたい」という人間の本能的な衝動を大切にし、技術の進歩を身近で親しみやすいものとして伝えることをミッションとしています。

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