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生成AIコラム
うさぎでもわかる!2026年1月生成AIニュース10選

はじめに
2026年1月は、生成AI業界にとって「社会インフラ化が本格始動した1ヶ月」でした。
AppleがGoogleと提携しSiriにGeminiを搭載、YahooがClaude搭載の検索エンジンを発表、楽天が国内最大規模の日本語LLMを公開予定と発表。そしてオープンソース界では中国勢の躍進が続き、日本からもELYZAが新アーキテクチャで参戦しました。
この記事では、うさぎが厳選した2026年1月の重要AIニュース10選をお届けします。大手モデル競争・オープンソースAIの2つの視点から振り返っていきますうさよ🐰
生成AIの社内利用をお考えの企業様へ
ナレフルチャットは初心者でも使いやすい設計で、組織全体への生成AI浸透を支援するツールです。プロンプト自動生成機能や社内共有機能により、AIリテラシーに差があっても全員が活用できます。企業のAI導入を検討している方は、こちらをご覧ください。
【大手AIモデル競争編】
1. Apple×Google提携 SiriにGemini搭載
iPhoneユーザーが自動的にGeminiを使う時代が到来
1月12日、AppleとGoogleが共同声明を発表し、Apple Intelligenceの中核としてGoogle Geminiモデルを採用することが明らかになりました。
この提携の特徴は以下の通りです。
- Apple Foundation ModelsがGeminiベースに – 次世代Siriの基盤技術としてGeminiを採用
- 20億台以上のAppleデバイスにGeminiが展開 – iPhone、iPad、Macに順次搭載
- プライバシー基準は維持 – Apple IntelligenceはオンデバイスとPrivate Cloud Computeで動作継続
AppleとGoogleは長年競合関係にあったけど、AI時代には「敵の敵は味方」という構図が生まれているうさね。iPhoneユーザーは知らず知らずのうちにGeminiを使うことになるので、AIアシスタント市場の勢力図が大きく変わりそうですうさよ🐰
🔗 公式 – Google Blog – Joint statement from Google and Apple
🔗 参考 – Reuters – Apple, Google strike Gemini deal
2. Anthropic Claude新憲法を発表
AIの「価値観」を明文化した画期的な試み
1月22日、AnthropicがClaudeの新しい「憲法(Constitution)」を公開しました。これはClaudeの価値観・行動指針を詳細に記述した包括的な文書で、AI透明性の新しい基準を示すものです。
憲法の主要セクションは以下の通りです。
- 有用性(Helpfulness) – ユーザーの目標達成を最優先
- 倫理(Ethics) – 害を与えない、誠実である
- 安全性(Safety) – 危険な行動を避ける
AIの価値観を明文化した初の試みとして注目されているうさ。他社のAI開発にも影響を与える可能性があるうさよ🐰
3. ChatGPT Health 医療分野へ本格参入
医療記録をAIに連携、パーソナライズされた健康アドバイスが可能に
1月7日、OpenAIが「ChatGPT Health」を米国で発表しました。
背景にあるのは驚異的な数字。すでに毎週2.3億人がChatGPTで健康関連の質問をしており、これは全ユーザーの約29%に相当します。OpenAIはこの需要に応える専用機能を用意しました。
- Apple Health連携 – 歩数、睡眠、心拍数などのデータを接続
- 医療記録の読み込み – 検査結果や処方箋をAIが解説
- プライバシー保護 – 健康データはAI学習に使用されない
「AIに健康相談」がすでに当たり前になっている現実。ただし診断・治療の代わりにはならないので、最終判断は医療専門家に相談することをおすすめするうさよ🐰
4. Yahoo Scout登場
創業30周年目前、Yahooが検索の再発明に挑戦
1月27日、Yahooが新しいAIアンサーエンジン「Yahoo Scout」を発表しました。2026年3月の創業30周年を前に、検索体験を根本から変える挑戦です。
GoogleやPerplexityとの違いは「Yahooのサービス全体にAIを統合」している点。検索だけでなく、メール、ニュース、株価、スポーツまでAIがカバーします。
- Claude + Bing API – Anthropicの回答品質とMicrosoftのリアルタイム情報を組み合わせ
- Yahoo Mail連携 – 受信メールの要約、返信案の生成
- Yahoo Finance連携 – 株価分析、ポートフォリオの解説
- Yahoo Sports連携 – 試合結果の詳細ブレイクダウン
「検索エンジン」ではなく「アンサーエンジン」を名乗るあたり、Yahooの本気度が伝わってくるうさよ🐰
🔗 公式 – Yahoo Inc – Introducing Yahoo Scout
法人向け生成AIサービス「ナレフルチャット」では、依頼内容に応じてWEB検索を行ったり、追加でファイルを読み込んだり、関係者にメールでの共有を行ってくれる、自社独自の「AIエージェント」が作成可能!
また、料金プランは企業単位の定額制を採用しており、何人で利用しても追加のコストは発生しないため、コスト管理の手間がかからないスムーズな全社導入を実現できます。
初月無料で生成AIが利用できるトライアル期間も用意しておりますので、生成AIの利活用を検討している企業様は、是非一度導入をご検討ください。
5. 楽天 Rakuten AI 3.0発表
国内最大規模7,000億パラメータの日本語LLM、春にオープンウェイト公開予定
1月、楽天グループが国内企業として最大規模となる約7,000億パラメータの日本語LLM「Rakuten AI 3.0」を発表しました。
注目すべきは、日本語ベンチマーク(MT-Bench日本語版)でGPT-4oを上回るスコアを記録したことです。
- 日本語性能 – MT-Bench日本語版で8.88点(GPT-4oは8.67点)
- オープン化予定 – 2026年春にオープンウェイトモデルとして公開予定
- 楽天エコシステム統合 – 楽天市場、楽天トラベル、楽天証券などに順次導入
2026年春を目標にオープンウェイトモデルとして公開予定うさ。日本語特化の大規模モデルをオープンに提供することで、国内のAI開発コミュニティに大きく貢献することが期待されるうさよ🐰
🔗 公式 – 楽天グループ – Rakuten AI 3.0発表
6. note 多言語グローバル展開開始
日本語記事が自動で英語に、海外読者へ直接リーチ可能に
1月13日、noteが日本語コンテンツの自動多言語対応を発表しました。
日本コンテンツの海外売上は2023年に約5.8兆円で、鉄鋼や半導体の輸出額を上回る規模です。しかしアニメ・マンガ以外の文章コンテンツは言語の壁で海外に届きにくかった。noteはこの課題をAI翻訳で解決しようとしています。
- 仕組み – 記事URLに「?hl=en」を付けると英語版が表示される
- 活用例 – 伝統工芸の記事が海外バイヤーに届く、企業のストーリーが海外市場で注目される
- 選択制 – クリエイターが自分で対象にするか選べる
毎日7万件超の記事が投稿されるnote。「日本のエッセイや専門知識が世界に届く」時代が来るかもしれないうさよ🐰
🔗 公式 – note グローバル展開
【オープンソースAI競争編】
7. Alibaba Qwen3-TTS
3秒の音声で声をコピー、リアルタイム会話も可能に
1月22日、Alibaba Qwenチームがオープンソースの音声合成モデル「Qwen3-TTS」を公開しました。
「3秒の音声サンプルがあれば、その人の声で喋らせられる」という衝撃的な性能。さらに97msという超低遅延で、リアルタイム会話にも対応します。
- ボイスクローン – たった3秒の音声で声を再現
- 超低遅延 – 最短97msでリアルタイム対話にも対応
- 日本語対応 – 10言語をサポート(日本語含む)
- 商用利用OK – Apache 2.0ライセンス
ElevenLabsなど有料サービスに匹敵する性能がオープンソースで無料で使える時代に。音声AIの民主化が一気に進んだうさよ🐰
🔗 公式 – Qwen3-TTS GitHub
8. Moonshot AI Kimi K2.5
100体のAIが同時に働く「Agent Swarm」搭載、Claude Opus 4.5超えの衝撃
1月27日、中国のMoonshot AIがオープンソースモデル「Kimi K2.5」を公開しました。
最大の特徴は「Agent Swarm」機能。最大100体のサブエージェントを自動生成し、1,500以上のツール呼び出しを並列実行できます。複雑なタスクの処理時間を80%削減。
- エージェント性能 – BrowseCompベンチマークでClaude Opus 4.5を上回る(74.9% vs 57.8%)
- コスト効率 – APIコストはClaude Opus 4.5の約1/10
- オープンソース – 誰でも無料で利用可能
「OSSモデルがClaude Opus超え」という事実が衝撃的うさ。自律型AIエージェントの時代に向けて、選択肢が一気に広がったうさよ🐰
🔗 公式 – Hugging Face – Kimi K2.5
🔗 参考 – LLM Stats – Claude Opus 4.5 vs Kimi K2.5 比較
9. ELYZA-LLM-Diffusion
Transformerに依存しない、日本発の新アーキテクチャ
1月16日、東京大学松尾研究室発のAI企業ELYZAが、拡散型言語モデル「ELYZA-LLM-Diffusion」を公開しました。
現在のLLMはほぼすべてTransformerアーキテクチャを採用していますが、ELYZAは画像生成で成功したDiffusion技術をテキスト生成に応用。「1トークンずつ順番に生成」ではなく「全体を同時に生成して徐々に鮮明化」するアプローチです。
- 高速生成 – 並列処理により従来手法より高速化の可能性
- 日本語特化 – 日本語の特性に最適化
- 商用利用可 – 企業での導入も可能
世界がTransformerに集中する中、あえて別の道を探る日本発のチャレンジ。成功すれば「ポストTransformer」の選択肢になるかもしれないうさよ🐰
🔗 公式 – ELYZA
10. Clawdbot(現OpenClaw)
14.7万スター獲得後、商標問題とアカウント乗っ取りで2度改名
1月、オーストリアのエンジニアが開発した自律型AIアシスタント「Clawdbot」がGitHubで公開され、わずか数日で14.7万スターを獲得する大バズり。
しかしその後、波乱の展開が待っていました。
- 1月27日 – 「Clawdbot」が「Claude」に似すぎとしてAnthropicから指摘、「Moltbot」へ改名。改名作業中に創設者の個人アカウントがクリプト詐欺師に乗っ取られる騒動も発生
- 1月30日 – 混乱を経て「OpenClaw」へ再改名
OpenClawができること
- WhatsApp、Telegram、Discord、iMessageと連携
- 24時間稼働でメッセージを監視・返信
- スケジュール確認、リマインダー設定を自律的に実行
ドラマチックな展開も含めて「AIエージェント時代の幕開け」を象徴するプロジェクトうさ。自分専用の「24時間働くAI秘書」が現実になったうさよ🐰
🔗 公式 – OpenClaw GitHub
まとめ – 2026年1月、何が変わったのか
3つの転換点
1. 「AIを使うかどうか」から、「どうAIと付き合っていくか」への変化
Apple×Google提携でiPhoneユーザーは自動的にGeminiを使う時代に。毎週2.3億人がChatGPTで健康相談をしている現実。AIは「使う/使わない」を選ぶものではなく、すでに生活の一部になっています。
2. 日本語AIがGPT-4oを超えた
楽天AI 3.0がMT-Bench日本語版でGPT-4oを上回るスコアを記録。ELYZAはTransformerとは異なるアプローチで挑戦。「日本語は海外モデルで十分」という時代が終わりつつあります。
3. OSSがClaudeを超えた
Kimi K2.5がエージェント性能でClaude Opus 4.5を上回り、コストは1/10。「最高性能は有料モデル」という常識が崩れ始めています。
2026年は、これまで以上に「AIを理解し、使いこなす」ことが求められる年になりそうですうさね。まずは気になるサービスを1つ試してみることをおすすめするうさよ🐰
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taku_sid
https://x.com/taku_sid
AIエージェントマネジメント事務所「r488it」を創立し、うさぎエージェントをはじめとする新世代のタレントマネジメント事業を展開。AI技術とクリエイティブ表現の新たな可能性を探求しながら、次世代のエンターテインメント産業の構築に取り組んでいます。
ブログでは一つのテーマから多角的な視点を展開し、読者に新しい発見と気づきを提供するアプローチで、テックブログやコンテンツ制作に取り組んでいます。「知りたい」という人間の本能的な衝動を大切にし、技術の進歩を身近で親しみやすいものとして伝えることをミッションとしています。



