Use Case

導入事例

一覧に戻る

セキュリティ・コスト・導入しやすさの三拍子が決め手|製造業が選んだ全社生成AI活用への第一歩

【導入事例】株式会社アテクト

株式会社アテクトは、滋賀県東近江市に拠点を置き、衛生検査器材や半導体資材、PIM(パウダーインジェクションモールディング)事業を展開する製造業企業です。
全社的な生成AI活用を検討する中で、セキュリティの担保とコストパフォーマンスの両立という課題に直面し、ナレフルチャットを導入。現在は管理職や研究職・技術職を中心に50名弱が活用し、議事録作成の効率化や社内情報を活用したエージェント機能の検証など、全社展開に向けた土台づくりが進んでいます。今回は技術部次長の福田さまに、導入の背景や効果、今後の展望について伺いました。

導入企業

株式会社アテクト

滋賀県東近江市上羽田町3275番地1

https://www.atect.co.jp/

福田様

株式会社アテクト

技術部 次長

福田さま

■導入企業と生成AIの利用状況

── はじめに貴社の事業内容について簡単に教えてください。また、主な担当業務について教えてください。

福田さま:

弊社、株式会社アテクトは滋賀県東近江市にある製造業の会社です。元々は射出成形というプラスチック成形から始まり、現在では3つの事業を展開しています。シャーレや細菌・菌の培養検査に関わる製品を扱う「衛生検査器材事業部」、テレビ向け半導体の専用梱包材などニッチな製品を手がける「半導体資材事業部」、そして金属粉末やセラミック粉末を使った成形品を製造する「PIM製造事業部」です。

私は現在、技術部の次長を担当しています。技術部には、会社の設備を担当する生産技術課と、社内システムの開発・保守・運用・導入検討を行うITシステム課の2部門があり、今回のナレフルチャット導入はITシステム課が担当しました。

── ナレフルチャット導入前、生成AIの業務活用は行っていましたか?また、その際の課題やお悩みを教えてください。

福田さま:

私は個人で無料のChatGPTなどを使っていたので、生成AIの有用性は理解していました。社内でもChatGPTを一部の有志チームで導入し、使い方を検討していましたが、全社的に展開しようとするとユーザー単価が高く、導入に踏み切れませんでした。
また、プロンプトについての理解はあったものの、うまく活用できていないという自覚もありました。AIについて学ぶべき内容が多く、セキュリティ意識やリテラシーの習得も含めてハードルが高い中で、なかなか導入するツールを絞り込めない状況が続いていました。この悩みが、生成AIツールを探すきっかけになりました。

また、自社でGoogle CloudやVertex AI、Geminiを活用してAIシステムを構築しようとも考えていましたが、通常業務の傍らで取り組むにはコストと工数がかかりすぎ、その間に生成AI活用自体が遅れてしまうという懸念もありました。

■ナレフルチャット導入の背景

── ナレフルチャットを知ったきっかけと、数ある生成AIツールの中からナレフルチャットを選んだ理由や決め手を教えてください。

福田さま:

きっかけは検索でした。全社利用に向けてコストが合うサービスを探している中で、いくつかのサービスを比較した結果、ナレフルチャットが最も導入しやすくコストパフォーマンスが良いと感じ、こちらから問い合わせたのが始まりです。

決め手として特に大きかったのは、エージェント機能と議事録作成機能がデフォルトで備わっていた点です。AI議事録サービスは他社にも存在しますが、それが生成AIツールに組み込まれているなら、既存の契約をやめてナレフルチャットに統一できると考えました。また、事業部内の資料を登録すればエージェントとして活用できるという点は、経営陣への説明のしやすさにも直結しました。

加えて、ユーザー数に関係なく一定額で利用できることでパワーユーザーと一般ユーザーを使い分けながらコストを抑えられること、使用するAIモデルを選べること、管理面のシンプルさも大きな魅力でした。「この金額でここまでできるのか」と、正直驚きました。

── ナレフルチャットを社員全員に提供していますか?また、社内でのナレフルチャットの利用者数を教えてください。

福田さま:

弊社には社員が150名ほどいますが、現在提供しているのは50名弱です。弊社は製造業のため、現場で働く社員と、デスクワークを行う管理職では業務内容が大きく異なります。
まずはエージェント機能がどこまで活用できるかを確認しながら、管理職に加え、研究職や技術職の方々を対象に展開している段階です。

今後はエージェント機能を活用した現場向けQ&Aの整備を進め、現場社員への展開も検討しています。製造業ならではの暗黙知をエージェントに集約できれば、現場での活用可能性は大きく広がると考えています。

── 従業員への浸透に向けて、予定している施策等はありますか?

福田さま:

現在検討しているのは、ログインなしで使えるエージェント画面を社内掲示板に連携させ、社内規定や商品情報、設備メンテナンスに関する情報を誰でも参照できる形にすることです。製造業において長年の暗黙知となっていた情報をエージェントに集約することで、社員全体の知識共有が進むと期待しています。

また、社内コンテストの開催も検討しています。ある社員が提案した「写真で撮影した製品の品目を全てテキストで羅列できないか」といった発想は、私自身には思いつかないものでした。様々な職場から多様なアイデアが生まれてくることを実感しており、活用事例を共有できる場を設けることで、全社的な浸透につなげていきたいと考えています。

── ナレフルチャットの具体的な活用方法を教えてください。また、従業員の間で特に人気の使い方やプロンプトがあれば教えてください。

福田さま:

現時点では、議事録作成、エージェント機能の検証、そして従来は無料ツールではセキュリティ面から入力できなかった社内情報も安心して扱えるナレフルチャットで、気軽にチャット質問を行うといった活用が中心です。

特に議事録作成については、以前は大きな会議でしか議事録を作成していませんでした。大きな会議では約1時間かかっていた議事録作成が、録音してアップロードするだけで、文字起こしから議事録まで仕上げてくれるようになり、最終確認まで含めて10〜15分で済むようになりました。
小さなミーティングでは手間を省いていたのですが、ここまで簡単になるなら、と小規模な会議でも議事録を作成するようになりました。「今まで議事録を作成していなかったこと自体があまり良くなかった」と気づかせてもらいました。議事録がきちんと残ることで、後から全員で内容を確認できる環境が整いつつあります。

また、ボトル試薬の写真を撮影してAIがラベルをどこまで識別できるかを検証するなど、管理職や研究職が様々な可能性を試してくれています。

インタビュー風景

■ナレフルチャット導入後の効果

── ナレフルチャットの導入効果を教えてください。

福田さま:

最も効果を実感しているのはセキュリティ面での安心感です。これまで会社情報を入力できなかった環境から、社内のPDFなどを気軽に扱えるようになったことで、「使ってみたかったけれど機会がなかった」という社員にも受け入れられています。企業での生成AI活用において、セキュリティは非常に大きな要素です。

── ナレフルチャット導入を通じて、従業員の生成AIに対する意識や使い方に変化を感じていますか?

福田さま:

生成AIでできることとできないことが、実際に使う中で現実的に理解されてきています。生成AIが資料の土台を作ってくれることに価値を感じてどんどん活用する人もいれば、手直しが必要なら最初から自分で作った方が早いと感じる人もいて、生成AIの活用に対する温度感は人それぞれです。

一方で、予想よりも前向きに受け入れてもらえたのは嬉しい誤算でした。社内情報をアップロードできる環境がこれまでなかっただけに、その点への期待感が導入をスムーズにしてくれたのだと思っています。
何か疑問があった時に「まずチャットで聞いてみる」という仕事の流れを自然に作り始めている人たちも出てきており、リテラシーは着実に上がってきている段階です。活用方法について、しっかりと考えていくのはこれからだと捉えています。

■今後の展望

── 貴社のビジョンの中で、生成AIを活用して実現したいことはありますか?

福田さま:

今後実現したいのは、ベテラン社員が長年積み上げてきた経験やノウハウをエージェントに集約し、現場社員が誰でも参照できる環境を作ることです。設備メンテナンスや現場でのQ&Aをエージェント化できれば、知識の属人化を防ぐことができます。

元々はクラウドサービスを活用した自社AIシステムの構築も検討していましたが、そこまで検証を進められない中でナレフルチャットに出会い、今では良い選択だったと感じています。
専門知識が必要な高度な活用も大切ですが、まずは導入しやすく、社員がAI活用を体験できる環境を整えることが重要だと考えています。使わなければ使い方も分かりません。ナレフルチャットを起点に、社内のAI活用の裾野を広げながら、有用な使い方を今後も模索していきたいと思っています。

── 最後に、生成AIを活用する重要性について感じていることや、生成AI導入を検討している企業へ向けて、アドバイスやメッセージがあればお願いします。

福田さま:

生成AIは、使っている人にとっては非常に価値があるものですが、使い方が想像できない人にとっては価値を感じにくいツールでもあります。だからこそ、使っている人を増やし、「こんな使い方ができる」という事例を共有できる環境を作った上で、さらに利用を促進していくことが重要だと思っています。

会社として生成AIを導入する際には、セキュリティの担保、コストパフォーマンス、そして導入のしやすさの3点が欠かせません。この3つを満たしながら全社展開を検討した時に、ナレフルチャットは稟議書を通しやすいサービスだと感じました。いきなり難しいツールを導入しても使われないので、導入しやすいものから始めて、社内に活用の文化を育てていくことが、生成AI活用の第一歩だと思っています。

ナレフルチャットアプリアイコン

スマートフォンでもAI活用!

アプリ版「ナレフルチャット」配信中

ナレフル_アプリ使用イメージ

iPhoneはこちら

App Store
iPhone QRコード

Androidはこちら

Google Play
Android QRコード
App Store App Store
Page Top