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生成AIコラム
営業活動でのChatGPT活用方法!成果を出す使い方と今すぐ使えるプロンプト集

目次:
はじめに
「事務対応に時間をかけすぎている」「手作業でプロンプトを作るのは非効率」「とは言え、専門ツールを導入するにはコストが大きい」といった悩みを抱える営業担当者は多いでしょう。
その課題を解決するのが、ChatGPTを活用した営業業務の効率化です。適切なプロンプトを使えば、メール作成から顧客調査まで数分程度で完了できるようになります。
本記事では、ChatGPTを営業活動で効率的に活用する方法と、セキュリティ面などでの注意点について解説します。営業活動の生産性向上・コスト削減を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
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営業活動にChatGPTを活用するメリット
営業現場でChatGPTの導入を検討している企業が増えていますが、その背景には、明確な理由があります。
ChatGPTを営業活動に取り入れることで得られるメリットは、大きく分けて3つあります。
- 事務作業の効率化
- 顧客対応の質向上
- 営業ナレッジの標準化
事務作業の効率化
営業の仕事は顧客対応だけではありません。日々、営業パーソンの方はメール作成、議事録作成、提案資料の準備など、膨大な事務作業も行っているでしょう。ChatGPTを使えば、これまで数時間かかっていた事務作業を短時間で終わらせることが可能です。
空いた時間は顧客とのアポイントや新規開拓架電など、より価値の高い営業活動に使えるようになります。
顧客対応の質向上
ChatGPTは、顧客の業界情報や企業背景の調査、過去の商談内容を踏まえた提案作成でも活用できます。顧客の過去の行動パターンや発言を分析し、一人ひとりに合わせた対応ができるようになるのです。
結果として商談や切り返しの質が格段に向上し、成約率・アポイント率の大幅アップが期待できるでしょう。
営業ナレッジの標準化
トークスクリプトの作成や営業ロールプレイング、架電・商談へのフィードバックにもChatGPTは活躍します。経験豊富な営業担当者のノウハウをプロンプトやフィードバック項目に落とし込むことで、チーム全体のスキル底上げを図れます。
また、音声会話機能を用いれば、ロールプレイング相手にもなります。これにより、新人営業担当者の練習の場として活用でき、実際の顧客対応前にスキルアップを図ることが可能になるでしょう。
営業活動におけるChatGPT活用例
ここでは、営業現場でChatGPTを効果的に活用するための具体的な手法と、実際に使えるプロンプト例を紹介します。
ここで紹介する代表的な活用例は以下の8つです。
- メール作成
- 営業資料の骨子の作成
- 議事録作成
- 営業リスト作成
- 過去情報を元にした提案作成
- トークスクリプトの作成
- ロールプレイング
- 顧客調査
1.メール作成
顧客とのコミュニケーションで頻繁に使用するメール作成は、ChatGPTの得意分野です。商談後のお礼メールやフォローアップメール、新規アプローチメールなど、様々な場面で活用できます。
プロンプト例
あなたは、効果的な営業メールを作成する専門家です。以下の情報に基づいて、説得力があり、相手の興味を引く営業メールを作成してください。
1. メールの用途: 例:新規顧客開拓、既存顧客フォローアップ、商品紹介など
2. 送信者情報:
- 会社名: あなたの会社名
- 部署名: あなたの部署名
- 氏名: あなたの名前
3. 受信者情報:
- 会社名: 相手の会社名
- 部署名(わかれば): 相手の部署名
- 氏名: 相手の名前
4. 製品・サービス情報:
- 名称: 製品またはサービスの名称
- 主な特徴: 製品やサービスの主な特徴や利点
5. アクションコール: 例:資料請求、デモ依頼、商談の約束など
6. 追加情報(必要に応じて): その他、メールに含めたい情報や特記事項
上記の情報を使用して、以下の要素を含む効果的な営業メールを作成してください:
1. 適切な件名
2. 丁寧な挨拶
3. 自己紹介(簡潔に)
4. メールの目的
5. 製品・サービスの紹介(特徴と利点を強調)
6. 相手にとってのメリット
7. 明確なアクションコール
8. 丁寧な締めくくり
9. 署名
また、メールの文面だけでなく、効果的な営業メールを作成するためのアドバイスも3つ程度提供してください。
出力例

このプロンプトに、必要情報を入力するだけで、適切な敬語かつ文脈に沿ったメールが完成します。出来る限り多くの情報をプロンプトに含めることが、質の高いメールの完成に繋がります。
2.営業資料の骨子作成
提案資料や企画書の構成を考える際も、ChatGPTの活用が有効です。ChatGPTを活用することで、顧客の課題を整理し、論理的な提案の流れの骨子を作成できます。
プロンプト例
あなたは優秀な営業戦略コンサルタントです。以下の情報に基づいて、効果的な営業資料の骨子を作成してください。
1. 営業資料の用途: 例:新規顧客獲得、既存顧客へのアップセル、パートナー企業向けプレゼンテーションなど
2. 対象顧客: 業種、規模、課題など
3. 製品/サービス名: ここに製品またはサービス名を入力
4. 主な特徴や強み(3つ):
- 特徴1
- 特徴2
- 特徴3
5. 競合他社との差別化ポイント: ここに差別化ポイントを入力
6. 想定される顧客の課題や悩み: ここに顧客の課題や悩みを入力
7. 成功事例(あれば): ここに成功事例を簡潔に入力
以上の情報を基に、以下の構成で営業資料の骨子を作成してください:
1. 表紙(タイトル、企業名)
2. 目次
3. はじめに(資料の目的、概要)
4. 顧客の課題分析
5. 製品/サービスの紹介
6. 主な特徴と強み
7. 競合他社との比較
8. 導入効果・期待される成果
9. 成功事例(該当する場合)
10. 価格・導入プロセス
11. まとめ・行動喚起
各セクションには、簡潔な説明と盛り込むべき主要ポイントを箇条書きで提示してください。また、特に強調すべき点や、視覚的要素(グラフ、チャート、画像など)の提案があれば併せて記載してください。
出力例

このプロンプトの活用で、論理構成がしっかりした営業資料の骨子を素早く作れます。また、あらかじめわかる内容をしっかりとプロンプトに入れ込むことで、後の修正工数が大幅に削減されるでしょう。
3.議事録作成
商談や打合せ後の議事録作成は時間がかかる作業ですが、ChatGPTを使えば効率的に整理できます。
プロンプト例
あなたは、プロの議事録作成者です。以下の情報と指示に基づいて、効果的で簡潔な議事録を作成してください。
1. 会議の基本情報:
- 日付: 会議の日付を入力してください
- 時間: 会議の開始時間と終了時間を入力してください
- 場所: 会議の場所または開催方法(オンライン/対面)を入力してください
- 参加者: 参加者の名前と役職を入力してください
2. 議事録の用途:この議事録の主な用途を簡潔に説明してください(例:内部報告用、クライアント向け、法的記録用など)
3. 元データの形式:以下から該当する形式を選択し、詳細を記入してください
- 音声データ(音声ファイルの長さ、質など)
- 文字起こしデータ(文字数、フォーマットなど)
- 会議中のメモ(手書き/デジタル、詳細度など)
- その他(具体的に説明してください)
4. 議題:
会議の主な議題を箇条書きで入力してください
5. 元データ内容:
ここに会議の内容(音声の書き起こし、文字データ、またはメモ)を入力してください。長文になる場合は、要点のみを記載してください。
以上の情報を基に、以下の構造で議事録を作成してください:
1. 会議概要(日時、場所、参加者)
2. 議題一覧
3. 各議題についての討議内容(要点のみ)
4. 決定事項と次のアクション
5. 次回会議の予定(もしあれば)
注意点:
- 簡潔かつ明確な言葉遣いを心がけてください。
- 重要なポイントや決定事項を強調してください。
- 用途に応じて、機密情報の取り扱いに注意してください。
- 元データの形式に応じて、必要な情報を適切に抽出し、整理してください。
最後に、作成した議事録を見直し、情報の正確性、明確さ、簡潔さを確認してください。
出力例

走り書きのメモであっても、上記のプロンプトなら見やすい議事録に変換してくれますが、やはりしっかりとした文字起こしがあった方が、議事録の質は高くなります。
ChatGPTで議事録を作成する方法や、そもそもの会議データを文字起こしする方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
参考記事:ChatGPTで議事録作成を効率化!やり方・目的別のプロンプト例も紹介
4.営業リスト作成
営業活動の成果を左右する営業リスト作成も、ChatGPTを使えば大幅に効率化できます。ターゲット条件の整理から具体的な企業情報まで、リスト作成に必要な要素をすべてサポートしてくれます。
プロンプト例
あなたは経験豊富な営業マネージャーです。効果的な営業リストを作成するためのエキスパートとして、以下の情報を基に詳細な営業リストを作成してください。
1. 対象業界:例:IT、製造、小売など
2. 対象企業規模:例:大企業、中小企業、スタートアップなど
3. 地理的範囲:例:全国、特定の都道府県、海外など
4. 主要な製品/サービス:あなたが提供する製品やサービスを記入
5. 優先順位付けの基準:例:売上高、従業員数、成長率など
6. 必要な連絡先情報:例:会社名、代表者名、電話番号、メールアドレスなど
7. 追加の備考欄:例:過去の取引歴、競合情報など
以上の情報を基に、以下の形式で営業リストを作成してください:
1. 各企業の情報を表形式で整理し、優先順位の高い順に並べてください。
2. 各企業について、簡潔な営業アプローチの提案を1-2文で追記してください。
3. リストの最後に、全体的な営業戦略の提案と、リストの効果的な活用方法についてのアドバイスを追加してください。
作成されたリストは、効果的な営業活動の基盤となるよう、具体的かつ実用的な情報を含むようにしてください。
出力例

このプロンプトを使うことで、自社の商品・サービスに最適なターゲット企業をリストアップしてくれます。ただ、営業活動に活用できるリストを作成するには、事前のターゲット条件の策定や、実際の業務に合わせた整形も重要です。
ChatGPTで営業リストを作成する方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
参考記事:ChatGPTで営業リスト作成を効率化!短時間で高品質リストをつくる3ステップ
5.過去情報を基にした提案作成
過去事例や提案資料をChatGPTに事前に参照させることで、それを活用した提案資料の作成が可能です。これにより、担当者が自分で過去情報を探し、読み込み、提案資料に落とし込む手間が省けます。
プロンプト例
あなたは、豊富な経験を持つ優秀な営業コンサルタントです。過去の成功事例と提案資料を活用して、効果的な営業提案を作成する任務があります。以下の情報を基に、説得力のある提案を作成してください。
1. 提案対象の顧客情報: 顧客名、業種、規模、主な課題などを記入してください
2. 類似顧客や過去の成功事例: 関連する成功事例や類似顧客の情報を箇条書きで記入してください
3. 過去に使用した提案資料の要点: 再利用可能な過去の提案資料の主なポイントを記入してください
4. 現在の市場動向や業界トレンド: 関連する市場動向や業界トレンドを簡潔に記入してください
5. 提案したい製品やサービスの特徴: 提案する製品やサービスの主な特徴や強みを記入してください
これらの情報を基に、以下の構造で効果的な営業提案を作成してください:
1. エグゼクティブサマリー
2. 顧客の課題と目標
3. 提案内容(製品・サービスの説明)
4. 期待される効果と ROI
5. 実施計画と次のステップ
6. 類似事例や成功事例の紹介
提案内容は具体的で説得力があり、顧客のニーズに直接応えるものにしてください。また、過去の成功事例や市場動向を効果的に活用し、提案の信頼性を高めてください。
出力例

しかし、膨大な企業データから、共通点のある過去事例や提案資料を見つけ出すのがそもそも難しいという課題があります。
そこで活用されるのがRAG(検索拡張生成)という技術です。RAGとは、ChatGPTなどの生成AIに、企業のデータベースや社内文書などの外部データを活用させる仕組みです。
RAGを活用すれば、ChatGPTがデータベースに格納されている過去の類似事例や提案資料から情報を抽出してくれるため、新しい提案の準備がスムーズになります。また、RAGはFAQ機能としても活用でき、顧客からの質問に対して一貫性のある回答が可能になります。
RAGについては以下の記事で詳しく解説しているのでご参照ください。
参考記事:RAGとは?ChatGPTで社内データを活用する方法・注意点を解説
6.トークスクリプトの作成
テレアポやインサイドセールスでの成果創出に重要なのが、トークスクリプトです。
ChatGPTを活用すれば、アポイントを取るのに効果的なトークスクリプトを短時間で作成できます。
プロンプト例
あなたは世界クラスのセールストレーナーです。以下の構造に従って、効果的なテレアポ/インサイドセールス用のトークスクリプトを作成してください。各セクションの内容は、タグ内に記載された指示に基づいて生成してください。
1. 開始
挨拶と会社名を入力してください
2. 自己紹介
あなたの名前と役職を入力してください
3. 目的説明
電話の目的を簡潔に説明してください
4. SPIN質問
- 状況質問:顧客の現状を把握するための質問を入力してください
- 問題質問:顧客が抱える課題を明確にする質問を入力してください
- 示唆質問:問題の影響を顧客に認識させる質問を入力してください
- 解決質問:あなたの提案の価値を確認する質問を入力してください
5. 価値提案(FAB分析)
- 特徴(Feature):製品・サービスの特徴を入力してください
- 利点(Advantage):その特徴がもたらす利点を説明してください
- 利益(Benefit):顧客にとっての具体的な利益を説明してください
6. クロージング
次のステップ(商談、資料送付など)を提案する文言を入力してください
7. 反論への対処
想定される反論とその対応策を箇条書きで入力してください
各セクションを作成する際は、自然な会話の流れを意識し、顧客との信頼関係構築を重視してください。また、業界や製品に合わせて適切に言葉を選択し、プロフェッショナルで説得力のあるトークスクリプトを生成してください。
出力例

このプロンプトを活用することで、商材やターゲットに合った効果的なトークスクリプトが作成できます。それを元に、実際の架電結果を踏まえて継続的に改善をしていくことが重要です。
7.ロールプレイング
営業スキル向上のためのロールプレイング相手としてもChatGPTを活用できます。ChatGPTの音声会話機能で、様々なシチュエーションで練習ができるのです。
プロンプト例
あなたは経験豊富な営業トレーナーです。私の営業スキル向上のため、以下の設定でロールプレイを行ってください。
役割: ここに顧客の役割を入力してください(例:新規開拓先の企業の購買担当者)
シチュエーション: ここにシチュエーションを入力してください(例:初回訪問でのプロダクト紹介)
焦点を当てるスキル: ここに重点的に練習したいスキルを入力してください(例:ラポール構築、ニーズヒアリング、クロージング)
ロールプレイの進め方:
1. あなたは指定された役割になりきり、リアルな反応をしてください。
2. 私が営業担当者として話しかけます。
3. 会話を続け、自然なやり取りを心がけてください。
4. ロールプレイ終了後、私の営業スキルについて具体的なフィードバックと改善点を提供してください。
準備ができたら、「はい、始めましょう」と言ってください。そうしたら私から営業トークを始めます。
出力例(音声での会話)

このプロンプトを使えば、実際の架電や商談で遭遇しそうな様々なパターンの練習ができます。練習相手や時間に囚われず、自分が納得するまで練習できるのが大きなメリットです。
8.顧客調査
アプローチ前の顧客調査は重要ですが、営業パーソンは現実的に多くの時間を調査に割くことができないのも事実です。ChatGPTを活用することで、その顧客調査を短時間で済ませることができます。
プロンプト例
あなたは優秀な営業アシスタントAIです。以下の情報を元に、短時間で効果的な顧客調査を行い、営業パーソンに有用な情報を提供してください。
顧客名: 顧客企業名を入力してください
業界: 顧客の業界を入力してください
以下の項目について、簡潔かつ具体的な情報を提供してください:
1. 企業概要(従業員数、売上高、主要製品/サービス)
2. 最近のニュースや業績(過去1年以内)
3. 業界動向と顧客企業の位置づけ
4. 主要な競合他社(3社程度)とその特徴
5. 潜在的なニーズや課題
6. アプローチ時の注意点や会話のきっかけとなる話題
各項目は3〜5文程度でまとめ、箇条書きで出力してください。情報が不明または不確かな場合は、その旨を明記してください。
最後に、この顧客へのアプローチ戦略を2〜3文で提案してください。
出力例

上記のプロンプトを活用することで、アプローチ前に押さえるべきポイントが整理され、顧客に刺さりやすい訴求を行うことができるようになります。
ChatGPTを活用する際の注意点
ChatGPTは営業活動を大幅に効率化できる強力なツールですが、間違った使い方をすると思わぬトラブルを招く可能性があります。特に営業現場では顧客情報や機密データを扱うため、セキュリティ面での配慮は欠かせません。
ChatGPTの効果を最大化し、リスクを最小限に抑えるため、以下の3つのポイントに注意が必要です。
- 誤った情報が出力されることがある
- 情報漏洩に気をつける
- プロンプトの改善をする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
誤った情報が出力されることがある
ChatGPTは高性能なAIですが、曖昧な表現や遠回しな質問については、人間のように相手の意図を汲み取った回答をすることはできません。
また、質問や指示の内容によっては、誤った情報が出力されることがあります。これはハルシネーションと呼ばれる現象で、生成AIが実際には存在しない情報や事実を、あたかも真実であるかのように自信を持って生成・出力してしまうのです。

対策として、ChatGPTが生成した内容は必ず人間が最終チェックを行う必要があります。特に顧客に提示する資料や重要な提案書については、事実確認と内容の精査を怠らないようにしましょう。
情報漏洩に気をつける
営業活動では顧客情報や機密情報を扱うことが多いため、情報セキュリティは非常に重要です。ChatGPTに入力した顧客情報・個人情報や自社の機密情報などは、AIモデルに学習されてしまうことがあるため、その結果第三者に漏えいしてしまうリスクがあります。

顧客名や取引先名などの顧客情報や、自社の営業計画は絶対に入力してはいけません。代わりに、「A社」「B商品」などの仮名を使用し、具体的な情報を伏せた形で活用することがおすすめです。
安全にChatGPTなどの生成AIを活用したい企業には、クローズド環境でセキュアな環境を実現するナレフルチャットがおすすめです。

ナレフルチャットはISMS認証(ISO27001)とプライバシーマークを取得した運営体制で、顧客情報を扱う営業現場でも安心して利用できます。APIを活用した、入力データが学習されない環境となっており、機密情報の保護と業務効率化を両立した法人向けの環境を実現しています。
ナレフルチャットについての詳細は、以下リンク先をご参照ください。
プロンプトの改善をする
ChatGPTから良い回答を得るためには、プロンプトの質を高めることが重要です。プロンプトとは、AIに対して与える指示や質問のことで、この内容次第で出力の質が大きく変わるのです。
良いプロンプトと悪いプロンプトの例
悪いプロンプト例
営業のお礼メールを作ってください
良いプロンプト例
あなたは熟練した営業担当者です。効果的で説得力のある営業メールを作成する能力に長けています。以下の情報を基に、簡潔で明確、かつ説得力のある営業メールを作成してください。
1. 宛先情報:
- 会社名: ここに会社名を入力してください
- 担当者名: ここに担当者名を入力してください
2. 商品/サービス情報:
- 名称: ここに商品またはサービス名を入力してください
- 主な特徴や利点: ここに主な特徴や利点を箇条書きで入力してください
3. 営業目的:
ここに営業の主な目的(例:商品紹介、アポイント取得、見積もり依頼など)を入力してください
4. 特記事項:
ここに特別な要望や追加情報があれば入力してください
上記の情報を基に、以下の要素を含む営業メールを作成してください:
1. 適切な件名
2. 丁寧な挨拶
3. 簡潔な自己紹介
4. 商品/サービスの紹介と主な利点
5. 明確な行動の呼びかけ
6. 丁寧な締めくくり
7. 署名(会社名、部署、氏名、連絡先)
メールは全体で300~400文字程度に収めてください。顧客の興味を引き、行動を促すような魅力的な内容を心がけてください。
プロンプト作成においては、具体的な役割設定、明確な目的、詳細な条件指定が重要です。思うような回答が得られない場合は、プロンプトを見直し、より具体的で明確に改善する必要があります。
上記のもの含め、ここまでのプロンプトは、ナレフルチャットのプロンプト作成サポート機能を用いて作成しました。

ナレフルチャットでは、プロンプトを書き慣れていない人でも生成AIのサポートが入るので、求めている回答をもらいやすくなります。
ナレフルチャットについての詳細は、以下リンク先をご参照ください。
営業活動にAIを活用した事例
ナレフルチャットは、ChatGPTをはじめとした複数の生成AIモデルを安全な企業環境で活用できるチャットツールです。特許取得済みのプロンプト自動生成機能や、社内データを活用できるRAG機能など、営業現場に特化した機能を備えています。

法人向けChatGPT・クローズド生成AIチャットサービス「ナレフルチャット」
ここでは、営業活動にナレフルチャットを活用し、業務効率化や成果向上を実現した企業の事例をご紹介します。
株式会社トーコン

株式会社トーコンは、企業の人材と集客を中心とした課題解決を行う企業です。求人広告や組織コンサルティング、SNSやGoogleマップ検索最適化などのPR支援まで幅広いサービスを提供しています。
2025年2月にナレフルチャットを導入した背景には、全社員がAIを使いやすい環境の整備がありました。従来はGPT-4のアカウントを4つ、Claudeを1つ契約していましたが、「1アカウントごとの課金形式」ではコスト負担が大きく、全社展開が困難だったのです。ナレフルチャットのアカウント数無制限という特徴が、導入の決め手となりました。
現在では「困ったときはナレフルチャットに聞いてみる」という文化が社内全体に浸透し、営業活動の支援から様々な職種での業務効率化まで日常的に活用されています。
導入効果
- 全社員231名のうち約8割が積極的に活用
- 顧客情報収集や広告分析業務の大幅効率化
- 営業活動における事前準備・分析の短時間化
- 社内全体のAIリテラシー向上を実現
特に営業活動では、お客様への提案時に、AIを活用して顧客情報や広告分析を短時間で正確に行い、改善案を自分の言葉で咀嚼してお客様に伝える流れが定着しました。
詳しくは以下のページで紹介していますので、ご参照ください。
SANGO株式会社

SANGO株式会社は、創業18年の通信系訪問販売を中核に、人材派遣・営業代行・代理店マッチングサイト「カケハシ」運営まで多角的に事業を展開している企業です。法人向けBPO営業代行やシャワーヘッド「ミラブル」代理店事業なども手がけています。
2024年10月のナレフルチャット導入の決め手は、セキュリティ面の安心感でした。従来の無料ツールでは情報管理に不安があり、営業部門で扱う顧客情報の入力を避けていた状況があったのです。ナレフルチャットなら情報管理が徹底され、複数のAIモデルから用途に合わせて最適なモデルを選択できる柔軟性とコストパフォーマンスの高さが評価されました。
現在は社員全員がナレフルチャットを利用しており、すぐに利用制限に達するほど活用されています。特に管理職や社内業務メンバーはほぼ全員が日常的に活用しており、従来ChatGPTを使っていなかったメンバーも新たに使い始めるなど、全体の利用率は導入前の倍以上に増加している状況です。
導入効果
- SEO対策コンテンツの生産量が約1.5倍に増加
- オーガニック検索からの流入数が2-3倍に向上
- 商談準備時間が1時間から15分に短縮
- 営業代行業務と情報分析の劇的な効率化
商談準備でナレフルチャットを活用し、企業情報や担当者の過去インタビュー記事を調査することで、従来1時間かかっていた準備作業をわずか5分で完了できるようになり、オープニングトークの質が格段に向上している状況です。
詳しくは以下のページで紹介していますので、ご参照ください。
参考記事:生成AIで営業力を底上げ|全社的な生産性向上を実現するナレフルチャット活用法
株式会社太陽企画

株式会社太陽企画は、求人広告代理店として「Indeed PLUS」を中核に、採用活動のワンストップソリューションを提供している企業です。ホームページ制作から応募者受付代行まで、採用の設計から実行まで幅広く手がけています。
2024年12月にナレフルチャットを導入した最大の理由は、プロンプト作成サポート機能の魅力でした。生成AIのアウトプット品質を左右するプロンプト作成は難易度が高く、社内全員が質の高いプロンプトを書けるわけではありません。
ナレフルチャットなら初心者でも簡単に高品質なプロンプトを作成でき、セキュリティ面でも顧客情報を安全に扱える点が決め手となったのです。導入後は営業本部20名のうち8名が活用し、発注資料作成や情報収集業務で劇的な効率化を達成しました。
導入効果
- 発注資料作成時間が1時間から10-15分に短縮(75%削減)
- 短納期案件への即座対応が可能に
- 専門的な業界動向調査の大幅時短
- 残業時間削減で営業活動への集中度向上
従来1時間を要していた発注資料作成では、ナレフルチャットを用いて基礎資料を10~15分で作成し、それに必要な修正を加えるだけで納品レベルに到達できるようになりました。
また、これまで制作チームへの依頼が必要だった原稿作成も、AIによって作成・調整することでお客様への迅速な納品を実現。業務全体の生産性が飛躍的に向上しています。
詳しくは以下のページで紹介していますので、ご参照ください。
参考記事:生成AIで業務負担を大幅軽減|採用支援を進化させるナレフルチャット活用法
営業活動の効率化にはナレフルチャットがおすすめ
これまで紹介した事例や記事内で活用されているナレフルチャットは、企業がセキュアな環境で複数の生成AIモデルを活用できる法人向けチャットツールです。

法人向けChatGPT・クローズド生成AIチャットサービス「ナレフルチャット」
初心者でも効果的に活用できる機能を搭載しており、営業の現場でも効果を発揮します。
ここでは、特に有効な3つの機能についてご紹介します。
- 複数AIモデル対応
- プロンプト自動生成機能
- セキュリティ対策
複数AIモデル対応
ナレフルチャットではChatGPT、Claude、Gemini、Grok、Perplexityなど最新の生成AIモデルが利用可能で、用途に応じて最適なモデルを自動選択してくれます。商談準備にはPerplexity、企業調査にはChatGPT、文書作成にはClaude等、効率的な使い分けができるのです。

「おまかせAIモデル選択」機能を活用することで、各モデルの特性を活かした最適な活用をAIが自動でサポートするため、AIごとの特性の理解が難しい初心者でも効率よく生成AIを利用できます。これにより、営業担当者は目的に応じて最適なAIをすぐに業務に活用できるでしょう。
プロンプト自動生成機能
ナレフルチャットに目的ややりたいことを入力するだけで、最適なプロンプトをAIが自動生成・改善してくれます。これにより、専門知識がなくても、手間なく高品質なプロンプトを簡単に作成することが可能です。

営業担当者は複雑なプロンプト作成技術を学ぶ必要がなく、やりたいことを日本語で伝えるだけで効果的なAI活用を実現できるのです。
セキュリティ対策
ナレフルチャットでは、営業で活用するにあたって最も重要な、情報セキュリティについても万全の体制を整えています。入力内容を学習データに利用されないAPI方式を採用している上に、ISMS認証(ISO27001)とプライバシーマークを取得した企業が開発・運営しているため安心です。

これにより、顧客情報を扱う営業現場でも、機密情報の漏洩リスクを最小限に抑えながら生成AIの恩恵を受けることできます。
営業活動におけるChatGPTの活用は、営業組織全体の競争力強化につながります。とは言っても、法人で活用する際には、情報セキュリティにも大きく気を配る必要があります。
生成AIの社内導入をお考えの企業様はぜひナレフルチャットを選択肢の一つとしてご検討ください。

ナレフルチャット運営チーム
法人向けクローズド生成AIチャットサービス「ナレフルチャット」の企画・開発・運用を手がけています。
プロンプト自動生成・改善機能や組織内でのノウハウ共有機能など、独自技術の開発により企業の生成AI活用を支援しています。
「AIって難しそう...」という心の壁を、「AIって面白そう!」という驚きで乗り越えていただけるように
日々刻々と変化する生成AI業界の最新動向を追い続け、魅力的な記事をお届けしていきます。